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日付:2011年12月24日
場所:    コルト(corte)の古城           オート・コルス(Haute-corte)  2B

訪問地: Bastia, corte


バスチャの街を再訪

 昨夜は9時には、床に横になった。そのまま、寝入った。ひそひそ話しがそこらじゅうで聞こえた。
 深夜2時に目が覚めた。まあ4時間眠られれば、上出来だ。トイレに行く。ひどいものだ。便器の半分以上が故障中だ。  また寝入る。午前4時頃に子供に背中を蹴られる。どうも、席と席の通路に寝ていたから、暗闇でそれを知らずに子供が歩いてきたようだった。  ぶつかってきた子供は、泣いて、そのまま走って逃げていった。

 定刻通り、フェリーはバスチャ港に午前7時に着いた。バスチャ発の電車は、午前8時54分発だ。十分時間がある。1年前に訪れたバスチャの街を自転車で散歩する。
 時間や世代が変わっても、景色はそこに、ずっとい続ける。「国敗れて、山河あり」とは、よく言ったものだ。  
   

 ぼったくりのコルシカ鉄道  

     コルト(Corte)まで、自転車を持ち込むと20ユーロかかる。乗車運賃が10.5ユーロだ。なんと2人分の料金が加算される。これはボッタクリだ。
2両電車は、とても近代的で美しい。フランス本土でよく観られる落書きも皆無だ。なつかしい景色が窓の外を流れる。
   

      午前11時にホテルにチェックイン

 本日は土曜日でクリスマスイブだ。ホテルは、滞在型のスティヂオタイプだ。
 ホテルの受付は土日はお休み。代わりに、金庫が受付に置いてある。その金庫の開錠ナンバーを予めインタネットメールで教えてもらった ナンバーで開けることになる。
 心配性な人間には、「大丈夫かいな。」と思ってしまう。
 金庫にナンバーを打ち込む。問題なくあいた。金庫中に、私宛の封筒が入っていた。その封筒の中に手紙と一緒に、部屋の鍵が入っている。319号室の鍵だ。

 ホテルは、建てたばかりか、とても新しく清潔だ。今から4泊、このホテルに宿泊することになる。  


 雨上がの虹

   チェックイン後、近くの丘に登る。さっきまで、天気は良かったのに、空模様が急変する。時折、小雨がぱらつく。
 丘の上から、コルテ(Corte)の街を見下ろす。小さな街だ。人口は5000人という。虹が、コルトの街を、包み込むように立った。  


 なんでまあ、好き好んで、こんな場所に

   次に街を訪れる。途中の街で買ったフランスパンを齧りながら策する。
 コルテの街は古城である。砦が崖の上に建てられ、今は、コルシカ博物館として使われているという。

 始めて知ったが、コルテの街は、かって1755年から1769年まで、コルシカ島の首都だったとのことだ。
 その時の知事が、パスカル・パオリ(Pasquale Paoli)将軍で、コルシカ島では有名人だ。
 そういえば、マルセイユからバスチャまでのフェリーの名前は、「パスカル・パオリ」号だった。