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日付:2011年12月11日
場所:  ロワール川の大氾濫跡 (loire) ロワレ(Loiret)県 45

訪問地: Orléans,La chapelle St Mesmin, Saint-Ay, Huisseau-sur-Mauves, Meung-sur-Loire, St-Hilaire-st-mesmin, Moulin des Béchets, Parc du Châde la Fontaine, Orléans


安ホテル、ただし自転車を部屋まで持ち込めるのが良い

 最近は、格安ホテルに泊まることが多い。例えば、昨晩は、オルレアン市の郊外で一泊、29ユーロ(約3000円)のホテルに泊まった。
最近流行の星無モーテル型ビジネルホテルである。この種のホテル、大概は、大きな町の郊外か、高速道路の出入り口にある。
 この安ホテルの良いところは、建物が新しくて比較的清潔、自転車を部屋まで持ち込めることである。
 昨日、チェックイン時に、受付のお姉さんに、「自転車で来たけど、専用の駐車場はある?」 と聞いたら、あっさり「無いよ。」との返事。「良ければ、部屋の中まで、持っていってもいいよ。」との返事だった。  大概、このプルミエール・クラス(premiere class)チェーンのホテルは、部屋の中まで自転車を持っていっても 何も言わない。そこが気に入っている。
   

 ここでも見つけた自転車応援器具  

     昨日は、サンジャンブライ(Saint-Jean-de-Braye)の町での、「階段登り自転車専用轍」に驚いたが、 今回は、サンメスミン(Saint-Mesmin)の町で、自転車のみが通過できる「自転車通過ゲート」である。
 どうも、かなりマニアックな人が、市の生活課にいるらしい。いろいろな所で、アイデア器具にであう。
 ところで、せっかくの自転車応援器具だけど、オートバイなら簡単にすり抜けてしまうことができそうである。 ちょっと、アイデアは良かったけれど、これも現実性に乏しいところが難点かな。
   

   ロアール川の氾濫歴

 フランスを旅すると、いろいろな所で、立て看板や記念碑を見つける。
 今回は、ロアール川の洪水記念碑である。なんと、今から150年以上前の 1846年の10月、1856年の6月半ば、1866年の9月に、ロワール川の水位が異常に 上昇し、写真の中央にそそり立つ柱の頂上まで、達したという。  これはすごい、驚きである。その後、大きな水位上昇は起きていないという。
悠々と流れ、白鳥が水面に浮かぶ今のロワール川からは、想像もできない。


  竹藪を発見、箸を作る

   午前、天気はなんとかもった。午後、いつ空から雨粒が落ちて来ても おかしくない空模様となった。
 冬の雨に濡れるのは辛いので、ムング(Meung-sur-Loire)の町からオルレアンまでの帰りの20kmは、電車で 移動しようかとも思った。
 ただ、雨も降っていないのに、自転車に乗らないサイクリストは名が廃るので、初志貫徹で、 ムング(Meung-sur-Loire)からオルレアンまでのロワール川左岸にある自転車専用道を走る。  さすがに、ロワール川河口のナント市から数百キロ続くフランスが誇る自転車専用道で、 すこぶる整備状況は良い。感心である。

 天気はなんとか持ちこたえた。夕方、3時には、オルレアンのすぐ近くの水車小屋(Moulin des Béchets) に到着する。

 ここで、意外なものを見つける。なんと鬱蒼としげる竹藪である。竹は、19世紀後半にアジアから 持ち込まれたと言われており、フランスの至る所に観賞用に植えられている。ただ、 土壌があまり合わないせいか、鬱蒼としげる竹藪は少ない。
 幸運にも、道沿いに今日の午前中に切り払ったであろう竹が山づみになり捨てられていた。 お箸用に1本の竹をナイフで細工し2膳の箸を作った。
 フランス産の竹箸とは粋だ。  


 クリスマスシーズンが到来、あちこちにデコレーション

   フランスでは、クリスマスは1年の1大行事である。なんでも、国内のチョコレート消費の大部分は この季節に行われるという。
 大きな町から小さな村まで、至る所にクリスマスイルミネーションが飾れている。

 オルレアンの街の南にあるフォンテーヌ城公園(Parc du Châde la Fontaine)の 入口に面白い飾りを見つけた。
 なんと、色紙で飾られた大きな箱が大八車の荷台に山盛りになっていた。これ、アイデアはすごいが、 いたずらで、いえまでこの箱を持ち帰ってしまう人がいるのではないかと心配になる。
 さすがに、針金で箱を持ち帰ることができないようしっかり縛りつけてはあるが、 日本ではありえない光景である。    



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