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日付:2011年11月20日
場所:  シャンティーの森(Forêt de Chantilly) バルドアーズ県 95

訪問地: Chantilly, Château de Chantilly, Forêt de Chantilly, Senlis, Aumont-en-Halatte,Chantilly, Château de la Raine, Apremont, Chantilly,


霧、おぼろげな記憶

 シャンティー城(Chantilly)には、昔、来たことがある。 ほんの少し、おぼろげながら、覚えている。
 記憶はドンドン忘却の彼方に追いやられる。 こうして旅して、いろいろな物を見て、経験しても、しばらく経てば、思い出すこともできなくなってしまう。

 もう冬だ。午前10時をまわっても、あたり一面、靄がかかっている。 ちょうど、私の中の記憶と同じようだ。
シャンティー城(Chantilly)、この景色を見て、すこしづつ記憶が蘇ってきた。

   

 足のつま先が、凍える  

     朝のニュースで、気温は摂氏3度まで下がったと言っていた。風はないが、とても冷える。  今日から、冬用の手袋を着用している。手の指は大丈夫だが、つま先と耳が冷える。その冷えで我慢できず、自転車を停止する。そして靴、靴下を脱いで、手で、思いっきい揉む。冬ながらの光景だ。なんとか対策を考えないといけない
 霧が深い。この寒い中、多くの散歩者やサイクリストに出会う。皆、「おはよう」と声掛けしてくる。みんな、元気だ。

   

   古都、センリ(Senlis)を訪問

 この街は、パリの北50kmにある。教会を中心に古い街並みが取り囲む中世都市だ。人口は16,000人と言う。
 街のどこかで朝市でもやっているのだろうか、日曜日にしては、人通りが多い。
 朝霧も薄くなり、ときおり、霧を通して太陽が見える。青い空をバックに、教会の白い塔、残った朝霧を通して、美しい。
 小道に入り込む。途端に人通りが少なくなる。駐車している車もない。中世の都市に迷い込んだような錯覚を受ける。



  シャンティーの森は、乗馬のメッカ

   シャンティーの森は、シャンティーの街の南に広がる。大まかに言って、森は、 乗馬を楽しむために、手入れがしっかりしてある。道は、馬のヒズメに合わせて、 思いっり柔らかい土だ。
 この土の柔らかさは、自転車走行には辛い。走りの体感は、ちょうど、10%程度の坂を登る感じだ。それに前輪でうまくバランスを取る必要がある。足への負担は、強烈だ。
 この乗馬道を、最初、興味がてら走ったが、そのうちにウンザリしてきた。とにかく、爽快感がないのである。
 

夕暮れが、とても早い

     午後4時、あっと言う間に、日暮れ近くになった。欧州の夕暮れは、すぐに来る。
 森の中、霧を通して、太陽光線が射す。すべてが逆光に照らされて、不思議な景色だ。

   冬は冬なりの素晴らしさを実感だ。
 午後4時15分発のパリ北駅行きの電車に乗って帰る。


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