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日付:2011年10月15日
場所: Château de la Bourdaisière  ロワール川沿いのブーデジエール城、 インドル・エ・ロワール県 37

訪問地:  Tours, Saint Avertin, Véretz, Château de Nitray, Saint-Martin-le-Beau, Château de la Bourdaisière,  Tours


 なるほど、昔ながらの水止めダム

 快晴だ。雲一つなく晴れ渡った朝だった。少し早いとは思ったが、ホテルを午前8時半に出発した。
 太陽は、まだまだ低い。
 残念ながら良い写真は撮れない。

 シェール(Cher)川の土手をサイクリングしていると水止めダムを見つけた。このダムの水止めの方法が面白い。一辺5cmほどの角材を数百本用意しておいて、川の流れをせき止めたいときは、この角材を一本一本川の中に立てていくことで、水を止めるのである。さぞかし手間のかかる人力作業だ。21世紀の世の中で、機械力を借りずにこのような水止めを、現在も行っているとは、なんとも面白い。  

  青空は落書き帳  

     フランスをサイクリングしていて、よく見かける光景だ。青空は、飛行機雲のまさに落書き帳である。空に無数の白線が、どんどん描かれ、そして消えていく。
 2年前、アイスランドの火山が噴火した時に、欧州の飛行機の飛行が全面的に禁止された。その時は真っ青な空が見られた。
 

   路地のレタス栽培にびっくり

 遠くから見たら変な物があると思った。近づいて分かった。それはレタス畑だった。レタスが秋の日差しを浴びて美味しそうに見える。恐らく、このほとんどは、パリに出荷されるのであろう。
 レタス、しかも路地栽培である。これは驚きである。虫に食べられてしまわないのであろうか。でなければ、思いっきりたくさんの消毒薬をかけているのだろうか。
 しかし、この光景はすごいの一言だ。

   誰もいないブーデジエール城

     午後になった。着ていたウィンドブレーカーを脱ぐ。朝方、薬局の電光温度計の表示は摂氏5度だった。今は、恐らく20度近くまで上昇しているものと思われる。ブーデジエール城(Château de la Bourdaisière  )に到着した。
 ところが、切符売り場に誰もいない。今日は休みなのだろかと疑う。はて、どうしたものだろうと、張り紙でも探す。ちょっと離れたところにテーブルがあり、そこに張り紙が立てかけてあった。「誰もいない場合は、お城の売店まで来てくれ。」との呑気なことが書いてある。なんともである。
 そのお城の売店に行ってみる。この売店の中にも誰もいない。ただし、ひとっけはある。
  どうも、今日は閉館のようだ。結婚式の披露宴が予定されているのだろう。それ故に、お城の門が空いたいたようだ。
 まあ、どうでもいいけど、お城のベストショット写真を撮ってブーデジエール城(Château de la Bourdaisière  )を後にした。  

   ツール市の旧市街はすごい人混み

     すこし早くツールの街に帰ってきた。まだまだ太陽は高い。それではとツール市を散歩してみることにした。
 土曜日だ。駅前から市庁舎まではすごい人ごみである。その市庁舎からウィルソン橋までは、車をシャッタアウトした歩行者天国になっていた。すごい人である。自転車を引っ張って歩いたが、その自転車で人を引っかけてしまわないかと気を使う。

 旧市街に入る。ここも人だらけである。どこから人が湧いて出てきたのだろうか。