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日付:2011年7月18日
場所: ハッケンベルグの旧軍事施設 (57:Moselle)
訪問地: kédange-sur-Canner, Hackenberg, Verking, Metzervisse, Thionville, Hettange-Grande, Château de la Grange




   なろほど、戦争関連の施設か  

 ホテルに備えつけてあった近場観光案内をみるまで、「Ouvrage」が何を指すのか分からなかった。 よくよくパンフレットを読んでみると、それが戦争中のドイツ軍の地下施設であることを知った。
 ホテルの観光パンフレットには、夏の間は月曜から金曜日までは1日2回の施設見学ができるとある。 1回目は、午前9時半からと書いてある。
 ということで、雨の中、自転車で走った。途中、道しるべとして戦車が置いてある。雰囲気は高まる。
 やっとのこと着いた「Ouvrage」の入場券売り場はひっそりとしていた。悪い予感。案の定、施設開放は、 一日1回のみで、午後3時からだという。参った。これには参った。    

 しっとりと雨の中を散策  

 それではと、その軍事施設のまわりを歩いてみることにした。 自転車を入場券売り場のド真ん前に停めて、山の上にある礼拝所まで歩くことにした。
 途中、地下壕に出くわす。まあ、よく作ったものである。この重量感はなんとも言えない。
礼拝所は遠かった。歩いても歩いても到着しない。先ほどの選択に悔む。
 小1時間ほどしてその礼拝所についた。墓石と建物、そこにはそれしかなかった。これは大外れだった。

 バス停で雨宿り、そして人間観察  

 雨具は持たない主義だ。したがって、当然だが、雨に濡れるか雨が止むまで雨宿りだ。 欧州独特の天気で、長雨はほとんどない。雨が降り出しても、しばらく経てば、雨も止み、日がさす。
 雨宿りは、バス停が一番だ。田舎に来ると、バスは一日数便だ。ある意味、サイクリストの雨宿りのために バス停を作ってくれていると思ってもよい。通り過ぎるほとんどの車は、私が、雨宿りをしているなと思って、 ちらっとこちらを見ていく。雨宿りもたまには良い。特に急がない旅の場合、尚更だ。

   時間つぶしに訪れたお城は、大当たり  

 パリ行きのTGVは、午後7時半だ。チオンビル(Thionville)に着いたのは、午後3時を廻ったところだった。
さあ、時間つぶしだ。この時間つぶしも、実は楽しみの一つだ。 とにかく、当たり前だが、何をやってもよいのである。 まずは、チオンビル(Thionville)の北に拡がる自然保護地域だ。そこに、ローマ時代の「道」を訪れる。 そして、帰りは、道沿いで見つけた看板にあったグランジュ城(grange) だ。午後5時に入場した。
 この時間、城の庭園にいるのは私一人である。独占である。きれいなお城だし手入れも良い。
 

   子供のグズリ声で不快感  

 TGVで2時間の旅だ。3日間の走りを終えて、心地よい疲れを感じつつ、気持ちの良い一時を過ごせる時間である。
 ところが、運悪く、隣席に1〜2歳の男の子を連れた女性に座られた。すぐに寝入ってくれたら良いのにと思って いた。しかし、その子供は、ずっとグズリ声をあげて騒いだ。最悪である。2時間、イライラし続け、不快な時間を過ごした。
 電車の旅は、ハズレが多い。

電車の走行風景(PICASSO X3837)