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日付:2011年7月1日
場所: 海峡横断フェリー (フランスー英国)
訪問地: St-Lazare, le Havre, Portsmouth


 タイヤに異変  

 先週の走りで、タイヤの片膨れが始まった。  出発前の夜、タイヤを一度はずし、再度、はめ入れた。その際に、接着剤をケチった。しっかりとボンドで固めるべきだった。タイヤのパンク修理用のボンドでは、ダメだった。
 アパートを出るときには修理の甲斐あり、しばらくは良かった。ところが、数キロ走ったら片膨れが始まった。
 そこで考えた。このまま行くか、アパートに再度帰って、予備のタイヤを持ってくるかだ。
 すぐに決断した。一度帰ることにした。時間は、十分にある。
 ポーツマスのホテルまでは、この片膨れタイヤで走ることにした。コツンコツンとタイヤからの衝撃が体に響く。少し、気分が悪くなる感じだ。  

 フェリーの中は、ガラガラ

 今回の旅は、ル・アーブル(Le havre)からポーツマス(Portsmouth)への船旅で始まる。フランスから英国への旅だ。
英国の南西部、サマーセット州からデボン州を走るつもり。
 そこには、2つの国立公園がある。エクスモール(Exmoor national park)国立公園とダルトモール(Dartmoor national park)国立公園だ。
 胸ワクワクである。英国の国立公園は初挑戦だ。海峡を渡る時間は3時間。まずは、ビールである。    

 徹底的な入国審査  

 見慣れたル・アーブル(le havre)の港をフェリーは出港。しばらくは、カモメが餌取りで海面ギリギリを飛んでいるのが見えたが、すぐに何も見えなくなった。
 デッキに登る。風が清清しい。天気は上々だ。
ポーツマス港は、軍港だ。数隻の軍艦の横を通り過ぎて、フェリーは進む。やがて、着岸。
 自転車の客は、数人だけだった。一人でなくってよかった。前のグループに着いて走る。そして入国審査のゲートに着く。質問攻めである。 「何しに来た」「どこから来た」「何日滞在するか」「どこから帰るか」「何で帰るのか」「フランスで何をしているか」「英国のどこを旅するか」とまあまあ、 英会話のレッスンさながらの質問である。
 どこを旅するかと聞かれて、都市名が浮かばなかったので、「西部を自転車で走る」と言ったら、「西部?」と聞き返された。
 とまあ、こんな感じで、無事、入国審査を通過した。

 変な臭いのするホテル  

 ホテルは、港の近くだ。一泊30ポンドの安ホテルだ。少し、迷ったが、電話のGPS機能のおかげで、すぐに見つかった。
 飲み屋を兼ねた国道沿いのホテル。部屋の中は明るいが、変な臭いが漂う。それに、ベッドのバネも少し疲れ気味だ。
 まあ、トイレとシャワーが付いているだけでも良しとしよう。節約するときは、節約しましょう。