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日付:2011年6月25日
場所: ブリュンヌの千沼: (アンドル県:36)
訪問地: châteauroux, Luant, Neuillay-les-bois, Méobecq, Migné,(D14), Méobecq, (D14), Laurent, châteauroux



   うるさい2人のガキに閉口  

 電車は午前10時にパリを出た。シャトルーの駅まで2時間の旅だ。
 景色を見ながらゆっくりと思ったが、とんでもない客と同席してしまった。
 席は6席のコンパートメントの部屋、それもルネア(Lenea)の寝台車を座席用に使ったものである。  出発前にそのコンパートメントの指定席に座っていると、母親と4歳くらいの男の2名(双子?)が部屋に入ってきた。
 悪い予感は的中した。その男の達は、最初のほんの数分間は、母親に言われたらしく静かにしていたが、 後は大声を出し放題、暴れ放題の傍若無人な行いを始めた。
 これには参った。
 これくらい歳の子は、言っても聞かないから、注意することもできず、時間よ、早く経って欲しいと本当に思った。

   メチャクチャ上天気に恵まれて  

 ブリュンヌ地域国定公園は、シャトルー(châteauroux)の街の南西にある。 シャトルー(châteauroux)の街から、自転車で 1時間程度でそこに着く。 今日は、その地域国定公園に広がる湖地帯を走る。
 午前中、曇り空だった。ただ、シャトルー(châteauroux)駅を降りた時は、空高く、メチャクチャなピーカン日和になっていた。
 6月末のヨーロッパの太陽光線は強い。しかも、日本のように水蒸気が大気に上がっていないので、 空が、どこまでも高い。ちょうど、台風一過の後の天気を彷彿させる。
 自転車で走っていると、一軒の農家を見つけた。不思議に、どこか惹きつける景色である。 10分間程、立ち止まってボケーと、この農家を眺めた。

 小沼地帯で一服

 無数の小沼が、所狭しと広がっていた。その多くは、放牧用の貯め池で、近づくことができない。
 訪問前、もっともっと神秘的な小沼群があるかと思ったが、正直、若干失望である。
 しかしながら、中には、立派な沼もある。岸辺には、木製の朽ちた小舟が捨てられている。 だれも居ない池、鳥たちの楽園である。そういえば、このあたりには虫が多いせいか、多くのツバメを見かける。  はっきり言って、ツバメだらけである。

   暑さの中の走りで水を大量消費  

 今日一日の水分摂取量は、ただものではなかった。
 列記すると、まず、立ち寄ったバーで、250mlのビール、持参した250mlの水筒に入っていた水、 遅い昼食と一緒に飲んだ350mlのコカコーラ、シャトルーの街に帰ってきてから飲んだ1リットル と、すべて足し合わせると1,850mlの水を飲んだことになる。総走行距離は、約70kmでである。我ながらびくりだ。
 道は、坂道のない単調な道が続く。車と出会うのも1時間に1本〜2本程度である。
 車道に広がる木の陰で休憩。思い切って地べたに横になる。目を開けると、木の葉を通して通過してくる 太陽光線がまぶしい。目を閉じる。地面のアスファルトあたりで温められた空気が、風に乗って やってくるのがわかる。
 これは本当の夏だ。