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日付:2011年4月23日
場所: アルクスの古城跡: (セーヌ・マリチーヌ県:76)
訪問地: Saint-valèry-en-Caux, Manneville, Luneray, Brancy, Hermanville, Auppegard, Sauqueville, Arques-la-Bataille, Château d'Arques, Dieppe


   日の出  

 ホテルの朝食が午前8時からという。午前6時には、目覚める性質なので、海岸を散歩することのした。 海岸には、誰もいない。ただ、カモメが、何をやっているのか、鳴き声をあげながら飛びまわっている。 カモメの顔をしっかり見てみると、結構、怖そうな目つきをしている。
 朝焼けに照らされた崖をよくみてみると、戦争時代の砲台が、崖の上に造られている。しかし、どうやって、 あの砲台を作ったのだろうか。崖の近くは、「崖くずれ注意」の標識ばかりで、近づけない。  

 変わったホテル

 宿泊したホテルは、変わったホテルだった。まず、受付が50メートル離れた別のホテルの中にある。 そのホテルで鍵を貰わないと、このホテルにチェックインできない。朝食は、簡単なパンと珈琲だけで、8ユーロもする。 ぼったくりだ。 配膳は、アルバイトらしい大学生みたいな女の子が2人いる。この2人がツッケンドンで、全然、親切でない。 話相手にもなってくれない。
 次に、満室の張り紙が入口に張ってあるが、ホテルの中に、人がいる気配がしない。
 部屋は、屋根裏部屋だったが、窓から、白亜の崖が、ほんの少し見られるのが良いところか。朝食を含めると53ユーロ(約6000円)。

 輪行バックは、必要なし。  

   年取ってきたせいか、いろいろとヘマをやらかす。例えば、今回は、輪行バックだ。このバックはしっかりしていて、 重さが2kgを超える。自転車の自重が11kgとしても、坂道登りでの、この重さは体にこたえる。実は、分解する 工具類を、アパートに忘れてきてしまった。したがって、使えない輪行バックなのだ。
 フランスは、皆が平気で、自転車を電車に持ち込むので、本当のところバックは必要ない。今後は、 持ってくるのをやめよう。

   古城跡  

   丘を下ると、城跡が、視覚に入ってきた。アルクスの古城だ。残念ながら、崩れる恐れがあるということで、 中には入られない。ほとんど手入れはしていないようで、壁は崩れ放題だ。でも、一部崩れていることで、 壁の内部構造を見ることができる。それを見る限り、実にしっかり造ってあることに感心する。  ここで、1組の夫婦が、日陰に座って休んでいた。軽く、挨拶をする。
 アルクスの古城を離れ、ディエップ(Dieppe)の街に向う。ディエップ(Dieppe)の街の東側に高台があり、 その高台に教会が建っている。実は、その教会の周りを自転車で走っていたら、アルクスの古城で出遭った夫婦に 声をかけられた。これも偶然の一致か、世の中は狭い。