home

日付:2011年4月9日
場所: デゥロー市 (ユール・ロアール県:28)
訪問地:  Houdan, Bû, St-Georges, Dreux


   ついていない時はついていない  

 朝寝坊した。電車の予約がしてあれば、その時間に合わせて動くのであるが、今日は、近場狙いなので、まったくの準備なしだ。
 モンパルナス駅には8時37分に着いた。実は、駅に着く前に、地下鉄を逆方向に乗ってしまうミスを犯していた。それでも 駅になんとか間に合うように着いたのだが、またまたうまく行かない。 3分間で、切符を買わなければならない。これがうまく行かない。機械は、馬鹿で出発駅まで聞いてくるのである。 そして、「パリ」を入力すると、パリ中のSNCFの駅を聞いてくる。こんなことしていて、結局、8時40分の電車を逃した。
 モンパルナス駅で、次の電車が出発する9時40分まで、寂しく過ごした。

 今日は違う自転車

 今までは、折りたたみ式の自転車に乗っていた。今日は、ロード・レーサーである。といっても、1980年代の代物である。
 乗って気付くことは、当然であるが、スピード感がまったくちがう。タイヤの転がりが違うのである。
 普段、10万分の1の地形図を、サイクリング用に使うが、10cmが10kmとして、すぐに、隣町に着いてしまう感覚だ。
 楽と言うより、このくらいの移動感は、欲しいところだ。  世は春だ。最近の夏のような陽気で、山中の木々が、一斉に芽を吹き出した。ユール川(Eure)の川沿いも、タンポポをなど、数えればキリがないくらい、多くの花が咲き始めている。

 春は、何と言っても、菜の花だ  

 この季節、フランスので、何が一番綺麗かと聞かれたら、「菜の花」畑だろう。花ビラが太陽光線を浴びて輝いている。
 風は爽やか、菜の花のほのかな香りの中、もしかしたら、人生、どこかで迷って、黄泉の国でも旅行しているのかも。

  もしかして、ここはディズニーランド?  

 午後4時には、本日の目的の街ドュルー(Dreux)に着いた。自転車のおかげで移動が速い。空気が澄んでいるせいか、この強い太陽光線は、危険だ。
 でも、この日射しの中、こんなところでも、日向のカフェで語りあっているフランス人は、ほんとうに太陽が好きな民族だ。