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日付:2011年3月20日
場所: コルニッシュドール海岸 (バール県:83)
訪問地: St_Raphaël, Agay, Trayas, La Napoule, Cannes


 ホテルの女将は元気者  

 ホテルは、夫婦でやっている。所謂、「かかあ天下」(この言、今では死語かも)のホテルだ。 お金に関することは、全部、女将が担当し、亭主は、お客相手の雑用だけである。 数日前、ホテルの女将から携帯に電話がかかってきた。何のことかと思ったら、ホテルに入る時間を教えて欲しいとのことだった。 何でも、午後9時以降は、ホテルを完全に閉めてしまうとのことである。
 部屋は、狭いが、とても綺麗だった。まあまあのホテルである。ホテルの名前は、ちなみに、「Le Prado de St Raph」で一泊、45ユーロ(5000円)。

 散歩する老人たち

 昨日は、アガイ(Agay)の街で、走りを止めた。 今日は、そこから西にカンヌ(Cannes)まで続くコルニッシュドール(Corniche d'Or)の海岸を走るつもりだ。
ホテルを朝9時に出て、一直線に休むことなくアガイ(Agay)の街へ、そこで、喉が渇いたので、たまたま日曜営業している 店に入って水を補給する。50分で着いた。自分の足が、結構、鍛えられていることに自分ながら満足する。
 アガイ(Agay)の街からは、ゆっくり散歩モードで、ポタリングだ。
 日曜の朝、海岸では多くの人が、ゆっくりと散歩している。そのほとんどが、老人である。ゆっくり、定年後の生活を 送っておられるのであろう。うらやましい限りである。
 フランスを旅して思うのだが、至る所で別荘を目にする。全てがすべて、 フランス人が所有しているものでもないであろうが、しかし、この資産の多さには、驚くばかりだ。何年か前にあった、日本の バブルは、なんだったんだろうかと、考えさせられた。  

 良い景色だ  

 すごいの一言である。残念ながら、自転車専用道路はないが、道路を走る車の多さはあまり気にならない。 それよりも何よりも、快晴の空の下、真っ赤な大地の上を走る楽しさである。適度な強さの風の中、そんなに辛くない坂を 登り降りして、海岸を走る続ける。遠く、雪をいただくアルプスの山々まで、見える。いつかは、あの、アルプスを走るぞと考えた。

 こんな小さな子供まで走っている  

 パリからサンラファエル(St_Raphaël)までの電車の中で、輪行袋を持った人を見かけた。 最初、そうまでして、コルニッシュ(Corniche d'Or)海岸でサイクリングを楽しむ価値があるものだろうかと思った。  来てみてわかった。しっかり、来る価値はある。それは確かだ。
 日曜日のためか、道路は、自転車乗りばかりである。 老いも、若きも、さっそうとウェアを着て、走り続けている。何か、わたしのミニ自転車で走っているのが、恥ずかしく なる気持ちである。格好悪いのである。