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日付:2010年12月30日
場所: サンギュリネール諸島( 南コルシカ県:2A)
訪問地: Porto-Vecchio, Ajaccio, Tour de la Parata, îles Sanguinaires, Russeau de St-Antoine, Ajaccio


 時間通りに来ないバス

 アジャクショ(Ajaccio)行きのバスは、ポルトバクシオ(Porto-Vecchio)を午前6時30分に出る。 昨夜、ホテルのお兄さんに、出発場所を確かめた。お兄さんは、「税関前からバスは出る」と説明してくれた。
午前6時15分、税関前のバス停でバスを待つ。来ない。午前6時30分になっても姿を現さない。場所を、 間違ったのだろうかと自問するとともに心配になる。他のお客が誰も居ないので、さらに心配になる。
 午前6時35分、大型バスが姿を現した。往路は、マイクロバスであったことから、こんな大型バスが来るとは思ってもいなかった。 大型バスは、私の前に停まり、運転手が窓を開けたので、「アジャクシオ行きのバスですか?」 と聞いたところ、「ああ、そうだよ」とそっけない返事。 「荷物(自転車)があるから、荷物庫を開けてほしい。」と言うと、運転手席から降りてきて荷物庫の扉を「はいよ」との掛け声をあげて、開けてくれた。 来た時23ユーロだったので、23ユーロ渡そうとすると、1ユーロ返してくれた。そして22ユーロの 領収書を渡してくれた。往路と復路で値段が違うなんて、おいおい、ずいぶんいい加減なバスだなあ。大丈夫かいな。  

10時、アジャクシオ着。朝食だ。

 バスの乗客は、しばらくは私だけだった。午前7時、空が白みかけた。午前7時15分には、朝焼けで、 東の空が赤くなった。アジャクシオの街に着いたときには、お客は3人のみだった。60人程度の大型バスを 3人か。まあ、シーズンオフだから、きっと、夏は、お客で溢れるのであろう。
 バスは、3時間半でアジャクシオの街に着いたが、トイレストップ無である。それなりに準備が必要である。 前日は水分を控えるとともに、乗車前に、しっかりと用を足さないといけない。
 ということで、アジャクシオの街は、さすがに大きな街だけあって、たくさんのレストランが開いている。そこで、 パンとコヒーの朝食を食べた。

アジャクシオの西にあるサンギュリネール諸島へ  

 運よく、午前中に、宿泊予定のホテルに入れたので、午後はサイクリングを楽しむことができた。 目的地は、アジャクシオの西約10kmにあるパラタ塔(Tour de la Parata)だ。
 平坦地で、楽々コースを予想したが、まったくその通りだった。また、日中は結構、暑くなり、 手袋どころか、セーターまで脱いでのサイクリングとなった。快適なり。
パラタ塔(Tour de la Parata)の近くで、遅い昼飯を食べた。そのまま帰るのももったいないので、 半島を一回りしていくことにした。

 悪路だがスリリングなハイキング道

 半島の先から、半島の山道を通ってカピグリオロ(Capigliolo)の村までは、簡単かと考えた。 しかしながら、道は荒れていて細いハイキング道路だった。石がゴロゴロしており、ミニ自転車では つらい道だ。でも、強風が造り出す、木の枝の流れを見ていると、海岸近くの道を サイクリングしているのだなあとつくずく感じた。

名無しの峠越  

 サンアントワーヌ(Russeau de St-Antoine)の小川を遡って峠を越えないとアジャクシオの 街に辿りつかない。比較的緩やかな登り道で、足を普段から鍛えていれば、全コース押さずに登れそうな 坂の連続だった。
 道沿い、多くの猟師が猟銃持って狩りをしていた。街の近くで、こんな猟が楽しめるなんて、 うらやましい限りである。

 ホテルは快適

 このホテル(kallisté)は良いホテルだ。何と言っても、部屋の中の花崗岩の露出が良い。 その花崗岩の石積みを見つつ、このホテルをスティデオにして1カ月くらい住んだら、部屋の中をどんな配置にすれば よいのだろうかと夢想した。