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日付:2010年9月20日
場所: Livilliers (Val-d'Oise: 95)
訪問地: Pontoise, Ennery, Livilliers, Epiais-Rhus, Grisy-les-Plètres, Comeilles-en-Vexin, Montgeroult (Val-d'Oise: 95)



 懐かしいポントワーズ市

パリの北西20kmに、ポントワーズ市はある。電車で約1時間だ。
 昨年の今頃、ただその時は、天気が今一つだった。
 でも今日は、思いっきり晴れ渡っている。今日も快晴だ。最近、こんな天気がよく続く。

 北海道を思い出すなあ、この景色

 ポントワーズ市で昼食を仕入れた。今回、初めて、サンドイッチを買った。それも、手作りだ。 いつもはパン屋で、普通のパンを買うだけなのだが、今日は、奮発した。それとコーラだ。
 ポントワーズ市を抜けると、一面、畑が広がった。どこか、北海道を走っているのではないかとの錯覚を受ける。
 日陰を探して早速の昼食である。適度に吹く風が、とても心地よい。      

 もしかして俺って死んでいるのでは

   どこまでも続く、地平線を見ながら考えた。
 ひょっとして、俺って、日本のどこかで交通事故にでも会って、そのままあの世に来ているんじゃないかなあと思い始めた。  なんで、こんな所をサイクリングしているのだろう。 まあ、昔から、とにかく広いところを走りたいと思ってはいたが、その夢を見ているのではないのだろうか。
 もし、今のまま、昔の記憶をきっぱり忘れたら、昔のしがらみ一杯の俺は消え失せて、新しい自分の生まれ変わり。
 そんなメチャクチャなことを考えながら走った。  

 おお、ついに石畳の道だと思ったが、

 地図を片手に、ずっと、GRハイキング道(grande randonee)を走った。 ところが、グリジー(Grisy)の町を抜けたところで道を誤る。そして、古い石畳の道に入る。
 一瞬、興奮する。情緒のある道に入ったものだと思いワクワク気分になる。ところが、20メートルも行くと行き止まり。 なんと、単に道を迷っただけだった。願わくば、この道が、ずーと続いていてくれたら良かったのに。  

 バーのマダムに叱られた

 コメイユ(Comeilles)の町で、バーを見つけた。早速、入ることにした。 店の前に自転車を停めようとしたら、バーの中から、マダムが、「そこに自転車を停めたらいかん」 と大声でどなった。今から、あんたの店に入るよと、ジェスチャーをしたら、もっと手前に停めろとジェスチャーを返してきた。
 店に入ると、マダムは気をつかって、「あそこにとめると、花壇の脇が擦れる」と気をつかって説明してくれた。 ビールを一杯。ただ、何を話して良いやら、思い浮かばず、気まづい雰囲気だった。