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日付:2010年9月12日
場所:Château de Bizy (Eure: 27)
訪問地: Bonnières, Vernon, Musée de Vernon, Château de Bizy


 フランスの自転車道

 フランスの自転車道は、判り易くて、利用者にとって優しい。
 至るところにあるわけではないが、時々、大きな道路の横に、写真で示したようなデッカイマークがついている。  この道に沿って行けば、快適なサイクリングが楽しめる。ただ、ロードバイクのように本格的な走りを求める人は、 これでは、物足りないよで、車と同じように堂々と道を走る。
 今日は、日曜日だ。目覚めたら、昨日と打って変わって、曇が空を覆っている。 昨日の終着点であるボニエール(Bonnières)駅まで、電車で移動、駅に着くまで、雨が降っていた。
 今日は、ついていないかも。

 大声で「こんにちは」は気持ちが良い

   旅の恥はかき捨てをモットーに、どんどん人に声かけることを心がけている。
 地方道からハイキング道に入る直前、10人以上のサイクリストが、ハイキング道の細道を出たところで、仲間を待っていた。
 挨拶しないのもバツが悪いので、思い切って大声で手を振りながら集団に向かって「こんにちは」と声を掛けた。 そしたら、ほぼ全員の声で「こんにちは」が返ってきた。「元気で(Bon courage)」と中の一人が追加で声かけてきた。 「自転車が小さいけど、、、」「そうだ、ほんとうにちいさいね」と励ましてくれた。
 朝一番、とても気持ちのよい経験をした。    

 どこまでも続く畑

 ハイキング道を出たところで、道に迷った。町の名前を地図上で探すがない。
 しかし、すごい景色だ。残念ながら天気が今一つだが、どこまでも畑が続いている。
 ここで、写真を撮っていたら、一人の老人ロードバイカーが、何事か一言喋って立ち去っていった。まったくの突然で、 何を言っているのかわからなかった。

 モネの睡蓮(スイレン)の絵画を観る

 ベルノン(Vernon)の古い町で、ここから印象派画家で世界的な有名なモネの家行きのバスが出ている。
 この町を訪れる多くの人は、ベルノン駅で下車して、すぐにジベルニー(Giverny)行きのバスに乗ってしまう。  実は、この街には、モネ―の絵(2枚)を展示した市営美術館がある。
美術館の建物は、写真に見られるようなノルマンディー風(?)の建物だ。 観かけ、ちょっと風が吹くと倒れそうで頼りなさそうだが、中はしっかりしている。
 美術館の受付のおばさんは、とても親切だ。 「この建物のどこを観ればよいのですか?」と尋ねたら、親切に、「1階が特別展示で、今、この地方出身の写真展を開催している。 それは右側だ。モネなどの印象派の絵は、この建物2階にある。それは左の階段からあがる。もし、なんなら、あなたが持っている リュックを預かっても良いよ。」との徹底的な親切おばさんだった。観終わって帰る際には、「良い美術館ですね」と感想を述べたら 入口のドアまで開けてくれた。訪問者が少ないとは言え、なんで、そこまで親切なのですかと尋ねたくなるぐらい良い対応をして いただいた。
ありがとう。親切おばさん。

 おお、童話に出てきそうな家ではないか

 ビジー城(Château de Bizy)が午後2時まで昼休みで入れない。 それではと時間つぶしに、ベルノン(Vernon)の町で、一休みすることにした。
 人が多くいそうなバーに入り、ビールを一杯注文する。
 壁には、ベルノンで撮ったいう古い橋の写真が目に入った。ビールを差し出してくれたお兄さんに、 「あの古い橋の写真は、どこで撮ったのですか?」と声かけてみた。 すると「そこの角を曲がったところだよ。2〜3分で行けるよ」と教えてくれた。 「セーヌ川の向こう岸ですか、それともこちら?」と尋ねたら、「向こう側だよ。」と教えてくれた。 すると、私より後に入ってきた2人のご婦人が、「いま、私たちは、その古い橋を観てきたところだよ」と 親切に私に教えてくれた。  今日は、ほんとうに多くの親切な人に出会う。

 フランス人グループとお城見物

 ビジー城(Château de Bizy)には、午後2時15分についた。 入場切符を買うと、ちょっと、ぶっきらぼうそうなお姉さんが、 「2時半から、ガイド付きのツアーがあるよ。お城の中をみたいなら、集合場所に集まるように」と教えてくれた。
 2時半のグループは、全部で約10人。もちろん全員がフランス人で、説明はフランス語。99%、話していることは 理解できるが、残念ながら、フランス史の知識量に格段の差があるため、飛び出してくる質問の背景がほどんとわからなかった。 でも、10人のフランス人は、ほんとうによく質問をする。しっかり、7.5ユーロの入場料を回収している。
 説明は、お城のダイニングルームで終わりである。そこで、心付けの籠があり、「さくら」で、1ユーロや2ユーロ硬貨が置いて あった。私は、結構、説明を楽しんだので2ユーロ硬貨を箱にいれた。ちょっと、多すぎたかな。