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日付:2010年7月19日
場所:スコットランド グレン・ロナン
訪問地: Oban, Kilmelford, Kichernan, Taynuitt, Glen Lonan, Oban


 雨、雨、雨

 朝6時には目覚めた。窓の外は、例によって雨景色。止むことなく降り続いているのが気になる。
時折、傘をさしての散歩客が窓の前を通り過ぎる。 オーバンのランカスターホテルの朝食は8時からだ。 もう少し早くから営業していてくれたらなあと思う。
 雨の止むのを期待して、ゆっくりできる田舎道を車で入っていった。雨に濡れるスコットランドの農道も魅力的だ。

 高原は風強し、横殴りの雨

 今回、ミシェランの地図を持参した。
当初気付かなかったが、地図上で緑色のハッチがかかっている場所と、そうでない場所があり、 それを見れば行きたい場所が森林地帯なのか牧草地なのかが、おおよそ推測できるようになった。  森林地帯は、視界もあまりよくなく、ぱっとしないので、今回は、牧草地を訪問することにした。
特に、標高が高い場所は、まわりを見下ろすことができて非常に良い。ただし、風が強いのが難点だが。  

 日差しが見え始める

 タイニュイト(Taynuitt)は小さな街だ。その街にある一軒の雑貨屋で、昼食用にサンドイッチを買って食べる。
 ツナ入りのサンドイッチだが、パリなんかで食べるものよりパンが柔らかくて美味しい。
午後2時を過ぎ、雨足も弱くなり、時折、雲間から日差しが差すようになった。
 グランロナン(Glen Lonan)の谷は、両側に小高い禿げた丘が連なる場所にある。なんとも長閑な風景である。放牧されている牛やヒツジ が、ゆったりと草を食べていた。よほど、人間が珍しいようで、こちらが立ち止まると牛やヒツジも、じっとこちらを眺める。時間が ゆっくり流れると言うか、時間が止まったような錯覚に陥る。  

 短い晴間

 オバン(Oban)の街に着いた時には、東側の空は、雲ひとつなく晴れ渡った。空気が澄んでいるせいか、空はどこまでも澄んでいる。 街の赤、黄色の建物とのコントラストがすごく映える。
これが、最初で最後の快晴で、その2時間もしないうちに、空は雲に覆われて、雨が降り出した。