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日付:2010年6月27日
場所:フランス マルヌ県(51)
訪問地: Taissy, Rilly la Montagne, Mailly-Champagne, Verzy, Mont Sinaï, Louvois, Avenay-Val d'Or, Epernay


 疲れて一歩もホテルから出ず

 高速4号線近くのプルミエールホテルに宿泊。 大縮尺の地図を持っていなかったので、結構、見つけるのに苦労する。 午後7時、部屋に入ってシャワーを浴びたら、ドッと昼間の疲れが出た。そしてベットの上にダウン。
 近くのレストランで食事をすると15%の割引を受けられる券を、チェックインの際にくれたが、外出する気もおきず。 持参したビスケットとホテル受付横にあった自販機で買ったコーラを夕食にして、早々と寝入った。

 快晴、空の青と畑の赤

 今朝も快晴だ。朝早く起きて周りを散歩。空に気球が浮いていた。
ホテルを出て、南に進む。小高い所に、「軍用地入るな!」の張り紙を発見。と言っても、敷地を囲む柵はなし。 なんとも、のどかな軍隊なことだ。ここで、朝のお勤めを果たす。
 この軍用地の横に、一面、ポピーの花が畑中に拡がった場所を見つける。空の青と畑の赤のコントラスとが微妙に 綺麗だ。

 熟年ライダーだらけのサイクリング協会

 地方道26号に沿って東に向かう。やけに、対向してくるロードバイク自転車に出会うなあと 思っていたら、フランスサイクリング協会が、何かのイベントをやっていた。
 老若男女、いろいろな人に対向する。特に、どう見ても、70才を越したような「おじいさん」サイクリストが目につく。 フランスサイクラーの層の厚さを見ると、 自転車スポーツ文化という観点では、日本より100年は進んでいるかな。    

 酔っぱらって歩く、お祭り参加者

 風車で有名なベルジー(Verzy)の村に着く。 ここでは、お祭りの一環として、「グルメ歩き」をやっていた。 要は、村の周りにハイキング道路を設定し、そこを祭り参加者が歩いて、 ところどころにある「おつまみステーション」で、いろいろなものを食べていくお祭りである。
 ベルジーの風車のところで、一休みしていると、いろいろな人が、ワイワイガヤガヤと、 ステーションに寄って、いろいろなものを食べている。
 それではと、リンゴが食べたかったので、恐る恐る丁重に、「このリンゴ売ってくれないか?」と 尋ねた。「いいよ、持っていって。」との返答。小さな、リンゴだったが、甘くておいしかった。

 第一次世界大戦の塹壕

 持参したミシェランの地図に「Observatoire」と書いてある場所があった。何の観測所だろうと思い、立ち寄ってみた。 なんと、第一次世界大戦時に使われた塹壕だった。ここからドイツ軍の動きを探ったとの説明文章が、看板に書かれていた。
 第一次世界大戦と言えば、今から100年前の出来事である。  100年前に、「私」がここに来ることなど、誰も考えることはなかっただろうし、100年後の 2110年に、「私」がここに来たことは、誰も知らないだろう。生きているっていったい何なんだろう。

 子供が4人遊びに来た

 アブネイ(Avenay Val d'Or)の村の中心に泉がある。 あまりに暑いので、この泉の水で、顔を洗っていたら、子供が4人、あそびに来た。 そのうちの一人の女の子が、持ってきた小さなバケツに水を汲み、中にプラスチック製のワニのおもちゃを入れて遊んでいた。
 「なにやっているの?」と尋ねると、「ワニを水に入れている」と答えた。
「この水は、飲めないよ。飲んじゃ駄目だよ」と親切にアドバイスしてくれた。  しばらくして、それじゃ、「さようなら」と言うと、4人が声を合わせて、「さようなら」って見送ってくれた。 素朴な子供達だ。

 真夏の松並木と葡萄畑

 ぶどう畑に松林。どこか、おかしい組み合わせなのだが、絵になる風景だ。 ムティニ(Mutiny)の村をバックに、静岡かどこかにありそうな、松林をくっつけた感じ。 これは、斬新でよい。

 やっと開店しているバーを発見

 午後3時、今朝から、もう1.5リットルの水を飲んでいる。暑くて暑くて、どんどん汗をかく。 そして、どんどん水を飲む。 こんなときに、冷えたビールがあれば最高なのだがと思い始める。エピネイの街は、結構、大きな街だ。 日曜日でも、1軒位、開店しているバーがあるのではないかと、密かに期待する。
ありました、ありました。冷えたビールを売って店が。もちろん、中へ。 カウンターのお兄さんはツッケンダンだ。でも、ビールが喉を通っていく瞬間、頭を殴られたような快感を味わった。
 二日間の疲れがぶっ飛ぶ一杯だ。