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日付:2014年9月14日(日)
  

訪問地: 東京都奥多摩町 青梅丘陵ハイキングコース

 JR川井駅で電車を降りて、大丹波林道を北へ向かって歩く。暫らくすると大丹波の集 落に着く。山岳地図によれば、ここから岩茸石山方面に登れるとあるが、その登山口 が見つからない。大丹波集落に輪光院という寺がある。そこに集落の人達が、鎌を 持って集まっていた。姿かたちを井手達から察するに集落のお役で、お寺周りの草刈 りでも行う雰囲気だ。そこに集まっていた人の一人に尋ねた。「岩茸に登る道を探し ているのですが、、、」すると、このお寺からも昔は登れたが、今は、道が良くない という。西側を指さして、あの沢から登るからそちらの道の方面に進めば良いと言 う。わかり易い答えだ。

 大丹波集落から名坂峠に登り、ここまで来たらせっかくだからと岩茸石山頂(標高 793 m)まで足を伸ばす。山頂は秋だ。遠く、筑波山が見える。バナナ1本食べて、 名坂峠に降り、そして峠を下って成木街道に出る。街道は、乗用車やバイクがひっき りなしに通過する。ここから永山ハイキング道を通ってJR青梅駅まで歩くつもり。距 離は8kmだ。

 車通りの多い成木街道からハイキング道に入る。まるで別世界に迷い込んだような錯 覚を受ける。木漏れ日が、ところどころ森の低木の葉に当たり、まるで銀光している ようだ。遠くから車が走る騒音が流れてくるが、あまり気にならない。暫らく歩くと それも消えた。午前11時過ぎに雷電山頂(標高494m)に到着した。

 ここで昼食だ。丸太をつなげたベンチに座り、山登りで最大の楽しみである食事を始 める。ずいぶん、沢山持ってきたものだと自分でも感心する。500ccの缶チューハイ 1本、竹輪4本、100円菓子二つ(レーズンチョコ、芋の甘露煮)、パプリカ1つ、 バナナにキュウイ一つだ。それにメインは粒あん入りの菓子パン。総カロリーでは優 に1000キロカロリーを越えて1500キロカロリーに達していそうだ。まあ、これが楽し みでしっかり汗を流していると思えば、それまでだが、今日は少し張り切り過ぎた。

 ハイキング道とはいえ、結構、起伏に富んだ山道だ。アップダウンを繰り返しなが ら、青梅駅に近づいていく。それとともに、道幅が広がり、地形の起伏も穏やかにな る。終点が近い。青梅の街並みから流れてくる騒音が、しだいに鮮明になってくる。 しかし、なんとも緑の多いハイキング道だ。こんなところに住めたら、さぞかし毎日 の散歩が楽しくなるだろうと考えながら歩き続ける。やがて駅に到着して今日の歩き が終わった。GPSは、計22kmを歩いたと記録している。