日付:2014年7月7日(日)
場所:神奈川県 丹沢・塔ノ岳登(1491m)
訪問地:
丹沢・塔ノ岳
久しぶりの丹沢・塔ノ岳登りだ。
塔ノ岳登りの醍醐味を一言で言うと、登山口の大倉から頂上までの標高差約1200mの
登りだろう。夏は、思いっきり汗を流すことができる。冬は、頂上から眺める富士山
の姿が最高だ。思うに大倉から塔ノ岳頂上までのルートは、丹沢山系では銀座通り
だ。登山雑誌から切り取ったような井手達の人からジーパンとTシャツだけの軽装登
山者まで、登山者の人種は幅広い。さらに伊勢原の大山のような小さな子供がほとん
ど見られないところも良い。
今日は、私を追い抜いて行く人が、なぜか多い。それには一つの魂胆があった。登山
道の大方の按配は頭に入っている。したがって頂上までのエネルギー配分も計算でき
る。
塔ノ岳登りの難所は、思うに小草平から花立山荘までの急な登りだ。皆、ここで、息
を切らして死にそうな顔をして登る。実は、今日の狙いは、この小草平から花立山荘
までの急な登りでゴボウ抜きをやりたかった。死にそうな顔をした人の横を、涼しい
顔をして追い抜く。これをやってみたかったのだ。結果、思ったほどスマートにはい
かなかったが、何人かを追い抜いた。花立山荘前のベンチの横で、汗をぬぐいなが
ら、誰にも言わない(言えない)勝利感を感じた。