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日付:2014年1月25日(土)
場所:東京都奥多摩   

訪問地: JR奥多摩駅(午前7時20分)、鋸山山頂(午前9時半)、大岳山山頂(午前10時51分)、御岳神社(午後1時20分)、JR古里駅(午後2時45分)

   

 明日の日曜日は、天気が崩れると天気予報は言う。それではと、健康維持のために奥多摩の大岳山に 登ることにした。今回は、鋸山から入っていくことにする。
 

 JR南武線の矢向駅を午前4時台の電車に乗った。始発電車だ。 始発電車といっても、結構な人が乗っている。ほとんどの人が、こっくりと眠っている。

 乗ってすぐに朝食を取るのも少し早すぎるかと思い、電車が午前5時を過ぎる登戸あたりまで我慢した。  朝食は、例によってパンと野菜ジュースだ。じっくりとかみしめて食べる。正午までは、水以外は取らない 絶食に入る。小断食だ。


 奥多摩の愛宕神社の参道。いつ見ても、この階段の圧迫感はすごい。これ、年老いてから、毎日、 登れば元気になるんじゃないかと思う。

 じっくり、前を見ず、振り返ることなく、一段一段を上る。何か一つの人生のようだ。


 いつもの怪しい天子様の石碑前。それにしても山伏風のおっさんの顔と天使の翼のアンバランスが面白い。 ここまでで、1時間だ。


 登り始めて2時間で鋸山に着いた。標高1109mとはいえ、日が上がってきたせいか、気温は上昇。 上着を脱ぎたくなるような気分だ。


 鋸山を過ぎると、ぐっと雪が増えた。ここでアイゼンを靴に取り付ける。 朝早いせいか、ここまでで、出会った人は2名だ。静かな一人の山登りだ。
   思うに冬の山登りは、それなりに風情がある。 なんと言っても静かだし、それに虫も当然のことながら完璧にいない。 雪を踏みつけるアイゼンの音も気持ち良い。


 午前11時前には、大岳山の頂上に到着だ。完全な無風状態で、日差しがさすとポカポカ暖かい。
登った時点の人の数は、ほを含めて4名だ。ところが、30分も経たないうちに、徐々に数が増えて、 20人ほどに増えた。ちょうど、電車で来た人たちが御岳山経由で頂上に到着する頃と一致したのだろう。


 今日の昼食の全部だ。新顔はキュウリとオレンジかな。猛烈な空腹感に襲われていたが、これで落ち着いた。 なんといってもビールがうまい。今日は、踏ん張ってプレミアムだ。これコンビで買うと320円するが、スパーで 買うと280円で買える。ちょっとの差だが、なぜか、スーパーで買うと良い気分だ。


 雪解けで地面がビショビショだが、富士山がとてもきれいだ。不思議なもので、登山客のほとんどは、 富士山の方向を向いて食事をする。


 午後3時前には、JR古里駅に着いた。なぜか、一日、空腹感に襲われた日だった。 駅前のコンビニで、エビスビールとおつまみを2つ買う。青梅行きの電車の中で、一人打ち上げ。 朝、あまりに早く起床しすぎたためか、ビールが心地よかったのか立川での乗り換えを逃した。

 平和な一日だった。充実した一日だった。