home

日付:2013年10月27日
場所:東京都奥多摩市   

訪問地:高水三山(惣岳山、岩茸石山、高水山)、高水寺

 この10日程、突然の腰痛で動けなかった。先週の週末は、布団の中で過ごした。  
 少し、腰の具合が良くなってきたので、恐る恐る山登りを始めることにした。


 JR奥多摩線の御嶽駅近く。懐かしい蕎麦屋さん。10年程前に、この近くを通った時のままだ。  


 登山口となる慈恩寺に向かう。慈恩寺前に床屋さんがある。そこの前を通りかかると、 突然、そこの店のオヤジさんに声をかけられた。
 「今から惣岳山に登るのですか」
 「ええ。慈恩寺(じおんてら)は、この近くですか」と聞くと
 「慈恩寺(じおんじ)は、すぐそこですよ。山にはそこから登れますよ。」と答えてくれた。  親切なオヤジさんだ。朝から、気持ちがいい。今日はいい日になりそうな予感。


 両側を杉が綺麗に植えられた山道を歩く。歩くこと1時間ほどで、「しめつりの御神木」前に着く。ここからは 神域という。気を引き締めて登り続ける。  


 惣岳山頂上に到着。腰の状況を考えて、ゆっくりと登ってきた。
 標高は759m。
この高度で、よくぞまあ、この建物を建てたものだ。まわりに杉がしっかり立っているから、これが風よけになっているのかな。

 先日の台風のためか、横に立っていた杉が、幹の途中で折れて、登山道をふさいでいた。これはすごい。


 すぐに、三山の2つ目の岩茸石山に着いた。 時間は、午前10時半。頂上には誰もいなかった。
 秋の晴れ渡った日曜日なのに、 ずいぶん人がすくないなと思う。

 ちょっと早いが、昼食と取ることにした。空が、もったいないくらい晴れ渡っている。遠く、つくば山も一望できる。

 30分も経つと、山の頂上は10人以上になった。こんなに変わるとはすごいものである。ちょうど、電車が着いて、その電車に乗って いた人たちが、そのまま上がってきたのではないかと思うほどの変わりようだ。


   しばらくすると高水山の頂上に着いた。頂上からの展望は今ひとつだ。人の多さに驚く。


 高水山から高水寺までは、歩いて10分程度だ。この高水寺は趣のある良い寺だ。
 名前をなんと呼ぶかは知らないが、 日露戦争に出征した頃の板絵まである。時の流れを忘れてしまいそうな雰囲気。


 同上


 同上


 下界に下りる。JR軍畑駅からの高水三山の登り口だ。一日天気は最高だった。心配した腰も、大丈夫なようだ。