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年月日:2004年10月24日(日)
走行ルート:<神奈川県南足柄市>
自宅〜山北道の駅(自家用車)〜丹沢湖〜大又沢林道〜丹沢湖〜山北道の駅〜自宅(乗用車)
天気:晴
開始:7:00
終了:13:30
走行距離:約20Km
コメント: 走りたくてむずむずしていた。念願かない、朝、4時起床で丹沢に向かう




 ちょっと古い話だが、7月になって、会社が行っているあるプロジェクトの責任者になった。これが、結構、厄介で、土曜だろうが日曜だろうがお構いなしに仕事をやらねばならなくなる。先週の日曜日は、雨模様の日々が続いていたにもかかわらず突然の快晴が訪れた。絶好のサイクリング日和だった。ところが、土曜の夕方に急用が入って、会社に出勤する。結局徹夜となり、帰ったころは昼も過ぎていた。新橋駅から寝不足の目で見上げた快晴の秋空がまぶしかった。わしは、「サラリーマン」の身なのである。



 今日は、丹沢湖の西にある大又沢を登る計画である。丹沢湖の林道は、ほぼ征服したが大又沢だけが残っていた。10月下旬、そろそろ紅葉も見頃ではないかと期待した(実際は、まだまだだったが)。家を暗いうちに出て、国道246号を横浜から下る。行きは一般道を走る。午前5時、東名も一般道もガラガラで、目的地まで到着するのにかかる時間は、そんなに変わらない。残念なことに、家を出る頃は、星空であったが、丹沢湖についた時には、空は曇り、今にも雨が降り出しそうな空模様になっていた。残念である。



 大又沢はダートの林道で、上流で工事をやっているらしく、時折、車に追い越される。今年の10月は、10月としては史上最高の雨量ということで、沢は、勢いよく水が流れている。ザーザーと喧しいくらいの音である。これが、面白く、沢の本流に近づくと音が大きくなり、沢から離れると、サーと音が遠ざかっていくのがよくわかる。道上には、小石がゴロゴロしており、チューブラーのタイヤでは、ちょっと走れない。ずーと歩き押しである。これも結構、疲れる。沢水を飲む。これが、こたえられないくらいうまい。



 途中で、早い昼食を済ませ、少し、昼寝をしてからひっかえす。途中、酒匂川漁業組合の車に追い越される。運ちゃんが顔を出して、何か、話かけてきた。ところが、沢の音がやかましくて聞き取れない。何度か、聞くうちに、やっと、何を言っているのかがわかった。「ここは自転車入場禁止だ。ルールを守れ。入場ゲートのところに張り紙がしてあっただろ。」「見てのとおり、レース用の自転車だからこの砂利道では走れない。実際に、ずっと押して歩いている。この林道上では走っていない。」「自転車の持ち込みも禁止だ」と、ずいぶん言葉遣いの荒い大柄な男だ。帰りに、入口ゲートを確認したら、そのとおり、張り紙があった。私の見落としです。ごめんなさい。しかし、言い訳ではないが、ゲートにかけられた注意書きの看板の数が多すぎる。なんやらかんやら、統一性のない看板がやたらと、ゲートにひっかけてある。まあ、これも、入山者のマナーの悪さが、原因だろうが。「一般乗用車」の入場を禁止するために、ゲートを閉めていると思ったが、まさか、「自転車入場禁止」の看板があるとは思いもよらなかった。入場の際にはいつものごとく、看板なんか見ずに、さっさとゲートを越えをしてしまった。