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年月日:2004年3月25日(日)
走行ルート:<神奈川県南足柄市>
自宅〜南足柄市地蔵堂(自家用車)〜足柄峠〜地蔵堂〜自宅(乗用車)
天気:晴
開始:7:30
終了:11:10
走行距離:約20Km
コメント: 日の出がどんどん早くなっていく。6時には、もう、朝日が照り始めている。母の四拾九日供養も終わり、1ヶ月ぶりの走りだ。


南足柄市地蔵堂にて

 山々は、みごとな新緑で覆われている。数日前の記録的な暑さが嘘のように、今朝は冷え込んだ。自動車で横浜から246号に入り山北方面に向かう。途中、厚木の辺りからは、新雪で覆われた丹沢の山々、そして濃緑に覆われた麓が目に入ってきた。その不思議なコントラストに感心する。今日は、前回の続きで、地蔵堂から足利峠を登る。かなりきつい登りになりそうだが、新緑の中の走りが楽しみだ。

足柄峠に向かう見晴らし台

 5月の連休に、木更津でコンピュータ将棋選手権が開かれる。参加してみることにした。この1ヶ月程、目が痛くなるほど、モニターを凝視してプログラミングに励んだ。まあ、恥ずかしくはない強さに達したようなので、ここ数日は、休んでいる。息切れである。この期におよんで、ジタバタしても、努力した効果は、そんなにすぐには出てこない。変に、プログラムをいじると、バグの原因になることが多い。だから、もう、何もしない。これで、挑むことにした。

 しかし、この瑞々しい緑はすごいものだ。何か、目の奥から癒されていく気持ちだ。この新緑を、モニターで再現することは、将来、可能になるのであろうか。もしかしたら、コンピュータ将棋が将棋名人に勝つよりも、もっともっと先の話になるかも。

足柄峠(標高759m)

 足柄峠までは、ところどころ10%を越える坂の連続だ。もちろん無理をせずの歩き押しで登ったのであるが。全工程で半分は歩いたかな。最近は、ほんとうに無理をしなくなった。極端な話、登りは歩き押しで、登りきったらダウンヒルを楽しむ。こんな自転車の楽しみ方もいいんじゃないかと思うようになった。特に、春の新緑、秋の紅葉のシーズンは、スピードをあげて過ぎ去ってしまうのが、なにかもったいない気分になる。ゆっくり景色を楽しみながら走る。人に抜かれても、ぜ〜んぜん気にしない。

見事な富士山(足柄峠から)

 足柄峠から足柄城跡を散策すると、みごとな富士山が目に飛び込んできた。これには、まいった。ほんとうにまいった。50年近く、生きてきたが、これだけの壮大な景色は、そうはそう、見れないのではないか。数人にセミプロ級のカメラマンが何枚も写真を撮っている。見物も何人かいる。それぞれ、大満足の顔をして、富士山を眺めている。その中の一人が、「いろいろなところから富士山がみられるが、ここからの富士山が一番だ」と大声で言っていた。納得だ。