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年月日:2004年2月15日(日)
走行ルート:<神奈川県山北町>
自宅〜山北駅前(自家用車)〜大野山〜山北駅前〜自宅(乗用車)
天気:快晴
開始:7:00
終了:12:00
走行距離:約20Km
コメント: 昨日は、関東地方で春一番が吹いた。何でも3月末の陽気だったとのこと。でも、今日は、西高東低の冬型天気に戻るという。朝、まだ真っ暗な空は快晴。午前5時前に家を出発、一路、神奈川の西端を目指す。




 今の季節、午前5時でも、外真っ暗だ。どうも寝起きは注意散漫になっているようで、今朝もヘマを一つしでかした。レガシー(スバル)のハッチバックに左手中指の第2関節を挟まれた。レガシーのハッチバックは、完全に開けっ放さないと、自重で閉まってしまう構造になっている。中途半端にあげたままで、車体に指を置いていたらやられた。じ〜んと痺れ、もしかして、かなり重症ではないかと心配した。しばらく、ティッシュで押さえたいたら、出血もとまり、痛みもおさまった。よかった、よかった。

 ところが、ついていない時はついていない。神奈川の山北町に到着して、自転車の組み立て準備を始めたら、空気入れ(Zefal)が壊れていて、空気が入れられない。部品が、無くなっているのにきずいた。2年前に、4000円も出して買ったのに、もう、お釈迦だ。シマノのディレイラーは25年間、大きな故障もなく、黙々と働いているのに、いったい、なんだ、この空気入れは。



 関東各地を、自転車でブラブラしていると、「これは、日本独特だ。いつまでも続い欲しい」と思うことが多い。その一つは、田舎の道沿い、特にハイキングコース沿いでよく見かける無人販売所だ。地元で採れた野菜や果物が、小屋の中の棚の上に並んでおり、お客は備え付けの箱にお金を入れて、物を買って行く。よ〜く考えてみると、まあ、すごい商売だ。売り手が、買い手の良心を完全に信じてくれていると思うと、なんとも言えない温かみを感じる。

 大野山への登り道、今日、2つ目の無人販売所にである。無風状態で、相模湾を一望できる無人販売所で一休み。まだ、時間的に早いせいか、物品は置いていない。ここは、どうも土・日・祝日は有人で、それ以外は、無人になるようだ。アガリクス1000円と、ウッドハウスのドアの前に立てかけられた黒板に書かれている。休憩して、しばらくし気づいたが、無人販売の棚を睨むように、軒先に小さなビデオカメラが置いてある。あらら、これは興ざめだ。



 大野山(標高723m)の頂上あたりは、牧場になっている。そのおかげで、頂上までの道路は、きれいな舗装だ。これは良いことだったが、結構な急坂で、大半は、歩いての手押しだった。ウィンドブレーカの下にセーターを着ていたので、体温が服の中にこもり、頂上に着いたときは、汗だく状態だ。大野山登山は、ハイキング道と車道があるが、車道で登る場合には、頂上に到達する寸前まで、富士山が見えない。したがって、富士山の雄姿が、視界にパッと広がる頂上での感激はすごい。

 見事である。丹沢、丹沢湖、裾野、なんともすばらしい景色である。頂上には、10時過ぎに着いた。そこには2組のハイカー達が先客としていた。どちらもストーブを使って、なにやら料理をしている。当方、残念ながら、今日は、「風が強くなる」との天気予報を信じて、ストーブは持ってこなかった。残念、残念。



 大野山からの下り道、自転車を引きずって、谷峨駅に向かうハイキング道を下った。11時を過ぎて、急に風が強くなり、富士山にかかる雲がたなびいた。富士山を眺めながら気づいたが、方角により、ずいぶん積雪量が違うことだ。4日前の2月11日に、富士山の麓にある「ふじてんスキー場」に家族で出かけた。スキー場に向かう途中、ほとんど雪がなかったことから、これでほんとに、スキーができるかしらんと心配した。心配することはなかった、スキー場は、北斜面の山陰にあり、十分に雪はあった。

 横浜から、車で2時間弱で到着できるという立地は良いが、コースが単調(リフトが数台)、リフト代が高い(休日4500円)、リフト待ちが長い(お昼で20分)、昼食が高い(カツカレーで1,100円)など、家族の評価は散々だった。小学5年の娘は、もう2度と行きたくないと言った。