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年月日:2003年11月2日(日)
走行ルート:<神奈川県山北町>
自宅〜山北町道の駅(自家用車)からスタート〜犬越路林道〜山北町道の駅(自家用車)で終わり〜自宅
天気:快晴
開始:6:30
終了:12:45
走行距離:約30Km
コメント: 午前4時起床。4時半には家を出た。外は真っ暗ながら、風は暖かい。山北町の道の駅に向かう車中で、深夜ラジオ便に続いてニュースと天気予報を聴く。曇りの予報。雨が降らないだけでもラッキーと考えよう。5時半頃には空が明らみ始めた。雲ひとつなく晴れ渡っている。いい走りが期待できそうだ。


丹沢湖のほとりにて

 自宅から丹沢湖近くにある山北町の「道の駅」までは、国道246号を通って車で1時間半もかかった。結構、遠いのである。まあ車での移動はこのあたりまでが限界だろう。丹沢湖には、10年程前に一度来たことがある。そのときは、湖を周るサイクリングコースをぶらぶらと走っただけで、湖から東西と北に伸びる林道には立ち入らなかった。

 湖の周りには、神奈川県の高校駅伝が開催されるとのことで、朝早くから、色とりどりのスポーツウェアーを着た高校生が集まって騒いでいる。立派なノボリを立てている子もいる。紅葉の盛りのこの季節に、わざわざ丹沢湖界隈で、と思うのであるが、日本の大人は子供に弱いから、しょうがないか。今日は、先週の続きということで、丹沢湖側から犬越路林道を通って、津久井町界の犬越路トンネルまでの工程だ。

箒沢の箒杉
神奈川県山北町

 日本100選の名木のある箒沢には8時頃に着いた。この杉は、枝振りがよい。幹の力量感もすごい。みごとである。隣に茶畑があって、休憩がてらコーヒーを飲もうとしたが、リュックにコーヒーがない。補充を忘れいた。白湯に砂糖を入れて飲む。これもまあまあ美味しい。ちょうど、タイミングよく、朝日が茶畑を照らし始め、昨夜の露が湯気になて、葉から立ち上る面白い光景に出くわした。

 うーんと幻想感に浸っていると、遠くから、拡声器で叫ぶ声が聞こえてきた。「すがすがしい朝、今日一日がすてきな日でありますように」っと語る。なんだこれはと、どこかの宗教団体かと思ったが、放送をよく聴いてみると、すぐに選挙の宣伝カーと判った。こんな山奥までも来るんだ。これは興醒め。しかし、「皆様と手を取り合って、、、。」と、歯の浮いたようなことを叫ぶ候補者は、恥ずかしさという感覚はないのだろうか

犬越路林道でごろり

 犬越路林道は、工程は短い。が、結構な登りである。最近、がんばって、「立ちこぎ」をやっている。「立ちこぎ」は、全身運動っぽいから、体に良いような気がして、少しは無理してでも続けている。すると、体が慣れてきたようで「立ちこぎ」の耐久時間が長くなる気がする。でも、やっぱり、疲れる。今の季節、アスファルトの上に直接ゴロンと横になるのが、すごく気持ちが良いのである。

 目を閉じて、地面から伝わるヒンヤリとした感覚を感じながら、聞こえてくる音に注意する。葉の擦れる音、道路を風に吹かれて転がるクヌギの木葉のカサカサという音、遠くで小鳥のさえずりも聞える。秋が深まるにつれ、道路上の寝っころがりが面白くなる。やめられないのである、この変な趣味が。

冬の楽しみ

 いつもは、ポットに熱湯を入れて持ってきて、インスタントのラーメンか焼きそばを食べるのが、普通の昼食である。しかし、秋から冬に季節が進むにつれて、そのバリエーションが増える。まず、寒くなると蚊や虫が少なくなる。すると道端にゆっくりと座っていられるようになる。これで昼食に凝ることができる。鍋物はすでにやったことがある、今後は焼肉も挑戦してみたい。

 トンネル前の「ふじみはし」には10時には着いた。先週は独りっきりで、紅葉を一人占めだった。今日も、しめしめと期待してやってきたが、世の中そんなに甘くはなかった。どういうわけか人が、ワンサカいるのである。マイクロバスで、紅葉の写真撮りにきた団体さん。それに20人〜30人ぐらいのサイクリングの団体さん。犬越路トンネル前は、新宿のような大賑わいである。まあ、紅葉の季節、どこの観光地も状況は同じだろう。しゃあない、しゃあない。