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年月日:2003年9月27日(日)
走行ルート:<山梨県上野原町>
自宅〜JR小机〜JR上野原駅〜上野原小学校〜鶴川〜野田尻〜奥山〜大曽根〜JR上野原駅〜JR新横浜〜自宅
天気:晴れ時々曇り
開始:7:30
終了:12:30
走行距離:約30Km
コメント: 最近、小5になる娘の生活が忙しい。2年振りに開かれるバレーの発表会、運動会等立て続けにいろいろと続いている。ワシのサイクリング生活も微妙に影響を受ける。車での送り迎えに翻弄されるのである。本当の所は、毎日曜日は走りたいのであるが、適当に家族サービスをしておかないと、妻の大火山噴火に襲われる。

 昨日は小学校の運動会。妻も子もダウン。4時半起き朝5時出発。おじさんは元気だ。3連休の真ん中。5時に家を出るが、まだまだ外は薄暗い。空には、きれいなお月様。快晴の予感、昨日に続いて暑くなりそうだ。相模湖あたりをぶらぶらする予定で出発。


この景色、気に入った
山梨県上野原町

 上野原から鶴川に下る旧甲州街道沿いで、石老山、権現山を眺めることができる良い場所がある。1ヶ月程前に奥多摩から山梨へ武甲トンネルを通って上野原を訪れた時にも、ここの場所が気になった。遠く山々の頂上に雲がかかるが景色を包む空気の透明感は、季節が夏から秋に変わったことを実感する。

 桂川のむこうに鶴川宿が見える。昔の旅人も旅の途中、ちょっと歩みを停めてこの景色、眺めたであろうか。こうしてセンチメンタルな気分に浸ってみたいものであるが、坂を登る際にふかす車のエンジン音が喧しいぞ。

秋の沢風
山梨県上野原町奥山

 数日前に雨が降った。日陰は、どことなく湿気が多い。1週間ほど前まではうだるような暑さで、いったいいつまでこの夏が続くのかと考えていた。ところが、彼岸頃から急に涼しくなり、天気も晴れと雨が周期的訪れるようになった。

 今が、サイクリングの最高の季節である。汗をかいて、涼風が降りてくる沢で一休みする。そこで、暖かいコーヒーを飲む。聞こえるのは沢を下りてくる水の音だけ。時間が止まって欲しいというのは、こういう時のことを言うのではないかと考えた。

山奥の神社
山梨県上野原町奥山

 旧甲州街道を野田尻宿まで走り終えて古い橋の横で一休みしていると、ここから300mほど登ったところに神社があり、そこに「仁王像」が2体飾られているという案内板を見つける。面白そうだと思い、自転車を置いて、細い山道を登っていく。その神社にはすぐに着いた。手入れの行き届いたこじんまりした神社だ。高さ2〜3mの仁王像は、ガラスに覆われて飾られていた。

 力強い迫力ある立派な立像だ。親切なもので、「仁王像をライトアップするには、このスイッチを押してください」との案内板までついていた。セルフサービスである。近くにあった張り紙によると、村の中で順番に神社の掃除をしているようだ。こういうの、なにか日本の「心」を感じるなあ。

桂川の土手にて
山梨県上野原駅前

 12時にはJR上野原駅に帰ってきた。今日は楽々サイクリングだ。例によってビールとつまみを駅前で買って桂川沿いの土手で一休み。川原を渡ってくる秋風に吹かれるのが気持ちよい。今回、酒屋で「甲州ワイン」を1本、衝動買いをする。リュックにワイン瓶を入れて遠路帰るのもつらいが、今晩の楽しみを背負って帰ると思えば楽しい。

 しかし、話は思うように進まなかった。中央線が高尾駅に停まってにっちもさっちも動かない。京王線が代替運転を行うというから乗ったはよいが、京王八王子駅とJR八王子駅が、あんなに離れているとは知らなかった。酔っ払った体で、ワイン瓶、輪行袋を背負って長い道のりをトボトボと歩いた。