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年月日:2003年7月31日(日)
走行ルート:<神奈川県横須賀市>
自宅〜京急戸部駅〜京急大津駅〜馬掘海岸〜走水〜浦賀〜燈明崎〜京急浦賀〜京急横浜〜自宅
天気:雨曇り後晴れ
開始:7:00
終了:13:10
走行距離:約20Km
コメント: 職場が変わり、それとともにライフスタイルも変わった。仕事が忙しくて土曜日に働くことがある。「仕事が暇になったら休もう。」そして、ブラブラとサイクリングに出かけようと考えていた。偶然、ポッカリと仕事が暇になり珍しく休みが取れた。

 遠出は翌日まで疲れが残る。ということで、横須賀の海岸あたりをポタリングすることにした。大津から海岸線に沿って、浦賀まで走るつもり、三浦半島で数少ない昔ながらの海岸風景の残る面白いルートだ。


黒い雲に覆われるビル街
(横浜駅近く)

 今年の夏は異常気象だそうで、7月末になっても梅雨が明けない。家を出た6時半ころは、太陽が見えていた。やっと梅雨が明けかなと思った。ところが京急戸部駅に向かう最中に、みなとみらいのランドマークタワーが、みるみるうちに黒い雲で覆われ始めた。大気が安定していない。

 7月の日曜日、何度か走るチャンスはあった。ところがなんやらかんやら身の回りががたがたしていて、家に篭っていた。久し振りの走り、横須賀に着く頃には天気はよくなっていることを願う。

天気は回復するが、蒸し暑い
(横須賀市大津)

 京急の大津駅までは、各駅でのんびりと新聞を読みながら移動した。東京方面に向かうサラリーマンの方々とは、逆方向だ。ご苦労さま。最近、仕事上の人間関係でギスギス気味だ。上司との口論も多い。家にかえれば、妻とは、相変わらずのすれ違い夫婦。

 このモヤモヤうっぷんをなんとかしたい。一人、自転車で、大汗かいて、徹底的に疲れて、ビール飲んで、ぶっ倒れるように眠りたいものだ。50歳近くになった人間の楽しみって何だろう。知人の数人は、もう鬼籍だ。あと何年、この季節を過ごすことができるのだろう。

こころが和む懐かしい風景
(横須賀市走水)

 国道16号を、ただ走るだけではつまらない。三浦半島は、国道から外れて、民家沿いの細道を走るのがおもしろい。時に、昔懐かしい、絶滅寸前の店に出会うとホッとする。「氷」の案内の出た軒。店の中では、近所のおばさん同士が、世間話に華を咲かせている。こんな店、昭和30年〜40年代は、至るところにあったなあと、懐かしく思う。水曜日、 長引く梅雨、海水客もほとんどいない。

漁港の食堂でお昼
(横須賀市浦賀近く)

 「食堂」という響きに弱い。めったにみかけないなあ、この言葉。昼飯は、ちょっと早いが、この看板につられて「江川食堂」に入る。先客のアベックらしい二人が、ラーメンを食べていた。もちろん、何はともあれビールを注文。そしてラーメン定食。

 ラーメンの味も、まあまあだ。変なラーメン専門店よりも素朴な味がして美味しい。ビールの火照りを醒ますてめに、ゆっくりと、漁港を散歩した。蒸し暑いが時折、涼しい風が吹く。時間がゆっくり流れる。