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年月日:2003年5月4日(日)
走行ルート:<神奈川県小田原市>
自宅〜JR横浜〜JR小田原〜辻村植物園〜足柄幹線林道〜宮城野〜勘太郎の湯〜箱根湯元
天気:晴れ
開始:8:30
終了:13:50
走行距離:約30Km
コメント: さあ、冬眠から目覚めて走るぞ。45才のオジサンサイクリストの復活だ。




 輪行は2ヶ月振り。ところが組み立ての要領の悪さには、我ながら情けなくなる。JR小田原駅に着いたのは午前8時過ぎ。普通は10分もあれば組み立ては終わる。しかし、今朝はボケていた。まずはペダルのつけ忘れである。

 こんな大事なものをつけ忘れて走り始めようとしている。縛り付けた輪行バックを開て、ペダルを取り出して、レンチを使って取り付けだ。次に、走り始めようとしら、今度は、ハンドルが強く締め付けてないのに気づく。再度、輪行バッあけてレンチを取り出して締め付け。また、走り始めようとすると、タイヤのが少ないのに気づく。

 ポンプをバックパックから取り出して注入。こんあことばかりやっていて、走り始めるのに30分は、かかってしまった。もう輪行は100回以上やっているのに、目をつぶっていても組み立てぐらいできると思っていたのに。なぜなんだろうこの「心ここにあらず」の状態は。



 世は正に新緑の季節だ。会社をクビになり、1ヶ月程ブラブラしていた。軽い「鬱」状態に陥っていた。男の更年期っていうやつだろうか。何もせずに、静かに、「働きたい」という気持ちが自然に沸いてくるのが一番と言われた。素直にそのとおりにしていた。季節は、いつのまにか初夏である。少しずつ昔の感覚が戻ってくるのを感じる最近だ。



 足柄林道を走り抜けて、小田原から箱根の宮城野に入った。久しぶりの走りで足えの負担は大きい。のらりくらりと1時間半、たっぷり時間をかけて上りきった。汗をかいた。正午前なのに、もう終盤モードだ。

 ということで温泉である。「勘太郎の湯」という日帰り温泉に飛び込んで、露天風呂を楽しむ。サイクリングやってるのか、温泉めぐりやっているのか、ようわからん走りだ。



 実は、今朝、水筒を家に忘れてきてしまった。この季節に水なしの走りはつらい。しかし、意を決して、水分補給なしで峠越えをすることとした。もちろん、下心は、終わった後のビールだ。温泉から出て、ポケーとした良い気分になって、新緑を観ながらのビールである。

 グーと、500mlのビールを丸ごと一本、一気に飲み干した。喉がバリバリと音をたてて割れるような、こりゃ、もうどうにもたまらん気分だ。これだから、サイクリングは止められない。