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年月日:2002年11月3日(日)
走行ルート:<埼玉県荒川村>
自宅〜JR小机から輪行〜JR東飯能〜西武線秩父駅〜長泉院〜安谷川(川浦谷渓谷)〜秩父林道〜来た道を帰る〜自宅
天気:晴
開始:8:00
終了:13:40
走行距離:約30Km
コメント: 昨日、東京地方に木枯らし1号が吹いたという。急に寒くなった。防寒のためにウィンドブレーカーの下に、セーターを着ての出発である。 午前4時。先週に続いて、またまた真っ暗な街に繰出す。不思議なもので、寒くなると元気が出る。朝にも強くなる。すばらし紅葉を期待して、ちょっと遠いが埼玉の奥武蔵に向かう。


快晴。田舎道で長い一服。
荒川村の芦川集落

 西武秩父駅で自転車を組み立てて三峰方面へ。中津峡まで行きたいものであるが、今日は、途中の川浦谷渓谷にある秩父林道がターゲットだ。楽チンコースだ。昨日は、道路地図を見ながら家でゴロゴロしていた。埼玉西部で、渓谷に紅葉のマークが付いているところを地図上で捜していたら、この川浦谷渓谷があった。

 それでここを選んだ。しごく単純である。行き止まりの林道だから、乗用車が少ないことを期待できる。天気はスコーンと晴れあがっている。絶好の紅葉狩日よりだ。

熊がいるの?ほんと?
秩父林道

 この川浦谷渓谷は、面白い渓谷だ。もともと林道用に開発されたらしく、周りの谷をぐるりと回って登っていく。これが結構な急坂で骨が折れる。道も荒れていて、小石がゴロゴロしている。道路上に落ちている小石と落葉との見分けが難しく、気を使う。ロードの細いタイヤで林道攻めは、やはり辛い。しかし、貧乏人は贅沢は言わないのである。

 所有自転車は1台だけ。これしかないのだ。途中、「熊出没注意」の看板に出くわす。「熊、熊が出るの?ここは?」と驚いていたら、後で、シカに出くわす。熊でなくてよかった。

蕎麦の天日乾し。
武州日野駅近くの畑

 川浦谷渓谷に沿って秩父林道が走るが、林道の途中からはダートだ。今日は、自転車のことを思いダート道の手前で自転車を置く。徒歩で前進だ。道路工事をやっているらしく、途中までは立派な道だが、それ以降は、巨石がゴロゴロ林道上に転がる凄い道である。こうなったら、なにがなんでも終点まで行くと決めて、大きな落石をまたいで前進。

 汗だくだくで、ちょうど標高1000mくらいで終点につく。まわりは、美しい紅葉の山々だ。人には、まったく出会わず、紅葉を独り占めにして楽しむ。林道登りの極めを感じる。

このビールのために今日がある。
西武鉄道、秩父駅

 川浦谷渓谷で、ゆっくり紅葉を楽しんだ後に、渓谷を降りて、武州日野駅に着いた。時間はなんと午後1時ではないか。これにはビックリ。ずいぶんゆったりと遊んだものだ。サイクリングに出かける時は、時計は家に置いてくる。時刻は、お日様の高さと腹の減り具合で判断している。それで何とかなるのである。

 私は、時計という機械が大嫌いなのである。時間に管理される生活から、せめて毎日曜日のサイクリング中だけは、自由になりたいのだ。と言いながら、またまたビールだ。もちろん発泡酒なり。