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年月日:2002年7月28日(日)
走行ルート:<千葉県富山町>
自宅〜横浜駅〜久里浜〜金谷〜富山〜丸山町〜平久里〜勝浦〜金谷〜久里浜
天気:7:00
開始:13:00
終了:約70Km
走行距離:走行距離:走行距離: 朝4時、まだ暗い道を横浜駅に向かう。久し振りに房総半島を走る予定だ。房総の海の近くの森が好きで、特に最高の季節は真夏なのだ。それが見たくて、今日は房総だ。



八月の太陽に稲穂が光る
(鋸南町勝山)

 勝山辺りで水田に囲まれた道を走る。いつも思うことだが、真夏の太陽の下で育つ稲穂の生き生きした緑には驚かされる。房総では八月末には、稲刈りを始めるから、今が成長の盛りなのだろう。若いということは、何事にも変えがたいすばらしいことだと実感する。

 森の中を走れば、ニイニイセミやミンミンセミに交じって、どこかでツクツクボウシが鳴いているのが聞こえる。少し、薄暗いところでは、ヒグラシが鳴く。夏の始まりと終わりで鳴くセミの種類が変遷するというが、ここではその気配はない。

富山頂上で裸で涼む
(「富山」頂上の休憩所)

 「富山」は、JR内房線の岩井駅の正面に見える立派な山だ。標高300m程の双峰の低山だ。隣りの「伊予ヶ岳」と比べれば女性的な様相ながら、登りは結構しんどい。無線中継所の管理用道路が、頂上付近まで延びているので、頂上まで自転車で登ることも可能だ。

 しかしながら、当方のロードではとても無理。結局、歩き押しとなる。途中、蚊の大群に襲われながらも汗ダクダクで登りきる。頂上には、皇太子が登ったという展望台があり、そこからの眺めは最高だ。岩井海岸で、ボートを楽しむ船跡がくっきり見える。気持ちよい爽やかな微風が吹いていることから、展望台を去りがたく、しばらくボケ-としていた。

暑さの中、自販機が救い
丸山町

 くそ暑い中をサイクリングするのは、よっぽどの好き者のようだ。道を走るが、一人として、出会う人はいない。水は、がぶがぶと飲む。家から持ってきた500mlのペットボトルはアット言う間に空だ。途中で立ち寄った消防団詰所で500mlをがぶ飲みし、500mlを水筒に入れるも、これも同じように直ぐに空となる。

 後は、道端の自販機だ。350mlのコーラを買う。これが、咽が割れるように冷たくて美味い。そしてさらに350mlの冷えた桃ジュースを空にする。全部で、2.2リットルなり。加えて帰りのフェリーで飲んだビールも加えたら3リットルだ。まあよくも飲んだものだ。ところで、この3リットルはどこに行ってしまったのだろうか。

疲れてダウン
東京湾フェリー内

 猛暑の中での久し振りの頑張りで、立っているのも億劫な程疲れて家にたどりついた。家に帰って午後5時。妻と子供は、すでにバレーの稽古から家に帰ってくつろいでいた。シャワーを浴びて、そしてクーラーを思いっきり効かせて畳の上に横になる。全身の疲れが、畳の上に抜けていくようで、それはそれは気持ちが良い。

 そのまま、夕食の準備ができる7時まで寝る。ところが夕食を食べ終えた後も、なぜか眠気は抜けず、そのまま、風呂にも入らず歯も磨かず、落ちるように翌朝の朝5時までぐっすりと寝入った。