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年月日:2002年1月20日(日)
走行ルート:<千葉県館山市>
(横浜駅からJR久里浜駅、東京湾フェリー、JR浜金谷、JR館山まで輪行)〜鷹之島神社〜沖ノ島〜宇賀明神〜大賀〜香〜洲崎〜洲崎神社〜坂足〜早物〜浜田〜館山〜浜金谷(東京湾フェリーを経て輪行で横浜駅まで)
天気:晴れ
開始:8:30
終了:14:00
走行距離:約30Km
コメント: 午前4時半には家を出る。冬の朝であることから、当然のことながら、まだ外は真っ暗だ。ただ、アパートが幹線道路沿いにあることから、夜中と言えども車がひっきりなしに通る。ライトを灯しての自宅から横浜駅までの移動だが、ハッキリ言って街灯が明るいことからライトは飾りだ。

 ところが、そのライトが、横浜駅に向かう歩道上で、地面の振動が災いして自転車のハンドルから外れて地面に落下し、数個の破片になって飛び散った。急いで自転車を停めて、散らばった破片を集めて組み立てる。すると幸運というか奇跡的にというか、ライトはまた光だした。ホームセンターで780円で買った安物ライトだが、結構、頑丈だ。よしよし。


名も知らぬ神社で一服

 館山湾の沖ノ島を訪れた後に、近くの大賀集落に入る。特に理由はないが、落ち着いた家々の並びの中に、こんもりとした森が見えたことから、好奇心に駆られて訪れた。さして広くもない境内には、なんと樹齢200年〜300年物のタブの木が8本ずっしりと立ちそびえている。まわりを歩いて神社の名前を探すがそれらしきものが見当たらない。まあいいかと、一服するのにちょうどよい時間だと、誰もいない境内で熱いお茶を飲む。

 面白いもので、寺院めぐりをしていると、それぞれの寺院が個性を持っていることに気づく。思うに、一番の特徴は、境内に生えている木の種類を見るとそれがよくわかる。イヌマキを主体にした寺、イチョウを集めた神社、この神社のようなタブの木でアクセントをつけた神社など、数百年の時空を超えて神主さんの美的感覚が伝わってくることが実感できる。ずいぶん変なことを考えた一服だった。

すばらしい民家に遭遇
(館山市 香)

 海岸沿いの国道を洲崎に向かって走ると、海側の砂地の中に、突然、みごとな藁葺き民家に出くわす。そうじが行き届き、民家の周りに現代的な造物が少なく、眺めても眺めても飽きがこない風景だ。この1〜2年、多くの藁葺き民家を見てきたが、これだけすっきりした家は初めてだ。管理が大変かもしれないが、オーナーさんに、ぜひとも壊さないで持ち続けて欲しいものだ。

典型的な南房総の冬景色
(館山市 坂井)

 久しぶりに、スッテン・コロリンと自転車から転げ落ちた。場所は、洲崎あたりで、国道から少し離れた登り坂の小道だ。突然現れた急坂に、ギアチェンジが間に合わず失速。悪いことに、ペダルのストラップから両足が抜けずに横転して足首を少しひねった。

 カッコ悪いことに、転倒の一部始終を見ていた老夫婦がいて、転げ落ちたのを心配して、ぶさまな姿でもがくも立ちあがれない私の横に駆け寄り、「大丈夫ですか」と気遣ってくれた。トホホ。速力ゼロのまま、転んだことから何も被害はなかったが、考えてみたら本当に久しぶり転んだ。反射神経が鈍っている。ほんとうの「おじさん」になってしもうたかな。

飲んでばかりいる45才のおじさん
(東京湾フェリー金谷港の駐車場横)

 東京湾フェリーが、またまたドッグダイヤということで間引き運転をしている。金谷港には、14時30分に着いた。これは中途半端な時間で、次のフェリーが出るまで1時間待たねばならない。急ぐ旅ではなく、帰りが遅くなるだけなので、待つことは何ら気にならない。ということで、当然のごとく、近くのコンビにで買ってきたビール(フェリー待合室のビールは高いぞ!)を、駐車場横の防波堤で飲み始める。昼下がりの逆光に光る浦賀水道の眺め、そして心地よい疲れ、うまいビールと、これは最高だ! もう死んでも良い。

 これを機に、HPのタイトルを、「サイクリングが終わったら、ビールばかり飲んでいるオジサンサイクリスト」に変えようかな。