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年月日:2001年11月25日(日)
走行ルート:<神奈川県横須賀市>
(輪行で京急安針塚駅)〜塚山公園〜阿部倉町〜大楠山〜大楠山芦名口〜京急新逗子駅(輪行で横浜市の自宅へ)
天気:快晴
開始:7:00
終了:13:40
走行距離:約20Km
コメント: 女房の妹が、三連休で名古屋から横浜まで遊びに来た。仲良しの二人は、娘を家に残して、さっさと買い物に行ってしまった。「どこかに連れていって」と言い張る娘。では「サイクリング」に行こうと誘うが、「嫌だ」と言う。実は、茨城に住んでいた頃に、寒風吹きすさぶ川原を自転車で走らせたのがよくなかった。以来、誘っても、興味を示さない。
 と言うことで金沢市民の森へハイキング(23日)、三浦海岸へ貝拾い(24日)に連れていった。娘は喜んだ。それなりに楽しかった。

 が、連休最終日の今日は、いつものように妻が娘を連れてバレーの稽古に出かけた。やっと安泰の休みだ。当然のごとくサイクリングに出発だ。天気も絶好のサイクリング日和だ。


塚山公園の「海の見える丘」
(横須賀市)

 昨日は、海岸で海風に長くあたっていたせいか、寝入り時に頭が痛かった。6時に目覚める。頭痛は消えて爽快な朝だ。と言うことで出発する。安針塚駅から、めちゃくちゃな勾配の坂を登って塚山公園へ。

 公園の「港の見える丘」からは、横須賀港に停泊する軍艦が見える。風もない穏やかな晴れの日が数日続いているせいか、一面にスモッグがかかり、遠くの房総半島が見えない。コーヒーを沸かして、一服していると、ボランティアで掃除をしている老人三人が来た。「ご苦労様」と声をかけると、なぜか「いいですよ」という意味不明な言葉が返ってきた。三人は、お互いの話に夢中になりながら公園のゴミを拾っていた。

大楠山へ(石畳道)

 京急電鉄は、東京から三浦半島まで足を運んでもらおうと一生懸命に励んでいる。手を変え品変え、様々な企画をして大々的にキャンペーンを張る。私は、通勤に京急電鉄を利用するが塚山公園から大楠山に抜けるハイキングコースの案内をよく目にする。キャンペーン中は、人が一杯らしいが、季節はずれともなると写真のとおり、石畳道は、ガラガラである。

 誰もいない石畳道を進むと、途中、アラカシの木の下で落ち葉の絨毯を見つけた。ちょうど、落葉の最中らしく、風が吹くとサラサラと紅葉した落ち葉が落ちてくる。しばらく、アラカシの落葉を眺めた。秋は、どんどん深まる。

自転車の担ぎ上げで
頂上到達

 大楠山へのアクセスは、山の西側からの阿部倉コースである。ハイキング用の細道を自転車で進むが、ついには、乗れなくなり担ぎを始めた。大楠山は、標高240mの低山だから、楽々と登れると思ったが、阿部倉コースは階段の多いハードなコースだ。寒さを用心してセーターを着こんできたが、とんでもない、汗だくだくだ。やっとの思いで頂上に着いたが、着ていた服はビショビショだ。

 頂上の広場には、意外に多くのハイカーがいた。その多くが頂上に到着した感激からか、和やかな会話を楽しんでいた。展望台からは、遠く伊豆半島、雪をいただく富士山、そして手前には、紅葉の木々がポツポツと混じる常緑樹林の三浦半島の山々が見えた。

ビールが最高だ!

 大楠山の頂上広場には、親切にも、ジュースの自動販売機が置いてあった。買いたいという誘惑には負けてはならない。登山途中に、汗をダラダラ流しながらも我慢したのは目的があるからだ。それは、下山して、そばを食べながらビールを一気に飲むこと、それに尽きる。

 普段のサイクリング途中の昼食は、コンロを持参してラーメンや鍋焼きうどんをフーフーしながら食べる。が、今日は、ちょっと趣向を変えてみた。大楠山の芦名口に下山したら、すぐに蕎麦屋に入りビールを注文した。最初の一杯。この一杯のために、今日のサイクリングをやったのだと言える程に、言葉に言い表せない抜群の一杯だった。