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年月日:2001年9月16日(日)
走行ルート:<千葉県安房郡富山町>
(輪行)〜京急久里浜〜東京湾フェリー〜JR浜金田〜JR岩井駅〜ニ部〜平群〜米沢〜岩井〜JR岩井〜(輪行往路を帰る)
天気:曇時々雨
開始:8:50
終了:13:10
走行距離:約40Km
コメント: 4時30分に起床。なぜか、サイクリングを行う日は朝が強い。5時に家を出て、まだ暗い道を横浜駅に向かう。京急電車の中で久里浜に向かう途中、窓ガラスを叩く強い雨にきずいた。2週連続の雨模様の天気だ。台風が通りすぎて、ずっと天気が良かったのに、今日に限っての生憎の空模様だ。
 今日は、フェリーで房総半島に渡り、そこからJRで15分ほどの遠出に挑戦だ。全工程で3回の乗り換えなり。


雨模様の空(JR浜金谷駅)

 東京湾フェリーとJR内房線の浜金谷駅の接続が悪く、駅で40分間待った。時々、強い雨が降る。浜金谷駅の南にそびえる鋸山は、厚い雲に覆われている。

 8時17分発の館山行きの電車を待つ。今日は、走れないのを覚悟して、とりあえずJR岩井駅まで行くつもりだ。もし、そうならば、雨の岩井海岸で、散歩でもしてこよう。

雨宿りで偶然見つけた棚田
(吉井集落辺り)

 JR岩井駅で、自転車の組み立てをして走りだす。鴨川方面に1時間程走ると、一時止んでいた雨がまた降り出した。急遽、道路沿いで雨宿り。

 あぜ道に生える彼岸花、そして刈り取りを終えた稲、秋の典型的な風景が目の前に広がっている。よく観察すると、ここら辺りの水田は、棚田であることがわかる。そう言えば、今朝、東京湾フェリーの中で、「棚田を守ろう!」というポスターを目にした。のんびりとした田園風景を眺めながら、雨が止むのを待った。

指を怪我する。
(吉井の水車小屋)

 指をケガした。それも2度である。最初は、東京湾フェリーの中で、輪行袋の中のフロントギアを触った時に、左の人差し指をケガした。2度目は、この「吉井の水車小屋」の隣にある休憩所で、缶詰を開けるのを失敗して、右手中指の内側を少し切った。いずれも慣れからの不注意が原因だ。

 雨があがり、雲間から薄日が射し始める天気となった。水車小屋の藁葺き屋根から立ち上る湯気が、日に照らされて、蒸し暑さを感じさせる。水車の回る音と水の流れる音、遠くでツクツクボウシが鳴いているのが聞こえる。

漂う「牛」の匂い
中組辺り

 平群神社に着いた時には、雨があがり、雲間にそびえる伊予ヶ岳がくっきり見えた。神社から頂上まで1時間弱を要するという。登ろうかと考えたが、天気が不安定故に諦めた。次の機会にしよう。

 富山町は、緑豊かな酪農を主とするこじんまりとした町だが、観光にもしっかり力を入れている。町内を走ると、至る所に、観光案内、ハイキングコース案内の看板を目にする。かなりの数の牛がいるようで、秋風に運ばれてくる微かな牛の匂いもこの町の特徴か。