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年月日:2001年7月29日(日)
走行ルート:<神奈川県:横須賀市>
(輪行)〜金沢八景〜横須賀〜走水〜観音崎〜浦賀港〜久里浜〜(輪行)
天気:曇〜晴
開始:6:45
終了:14:00
走行距離:約20Km
コメント: 最近、少し、疲れを感じる。ハードな峠攻めを行う気力はない。したがって、今日は房総行きはやめた。それに天気もパッとしない。三浦海岸を南下することにする。
 夏の三浦海岸を自動車で移動することは、渋滞を考えると自殺行為と考えて10年振りの輪行だ。10kg超の荷物を担いでの階段の登り降りは辛いが、サイクリングの面白さとを天秤にかければ、やっぱり、輪行だ。


久し振りの輪行

 駐車場捜しに疲れて、今日は、輪行だ。朝早いことから人通りの少ない駅前で分解に10分。空は曇っている。三浦半島に向かう特急は釣客で一杯だ。すべて男ばかり。大きな声を出して、嬉しそうに漁具自慢をしている。彼らの荷物に比べたら大きな輪行袋を持っていても違和感はない。

 6:45。金沢八景駅着。駅前の雑貨屋のおにぎりで腹ごしらえをして出発。今日は、海岸線を久里浜までゆっくり走ろう。

横須賀市
山が多くなってきた

 以前読んだ神奈川の地質の本によれば、金沢八景より南は地質が変わるという。そのとおり、緑を湛えた小高い岡が多い。山が、海岸まで迫っているから良港が多いことも理解できる。道路をワガモノ顔で、走る車の多さには閉口だが、緑の多さには満足だ。

 横須賀本港が見える公園で、ゆっくりコヒーを飲んで、港に泊まっていた軍艦を眺めた。しかし、なぜ、軍艦はすべて灰色一色のペンキが塗ってあるのだろう。

横須賀市・走水

 最近の夏の海岸は、バーベキューが大流行で、皆が皆、テントを張って肉を焼いている。あまりに焼く量が多いことから焼肉の匂いが海岸中を覆っている。なんとかならないものか。観音崎の海岸では、「コンロ使用禁止」の看板がでているのに、その看板の横で、堂々と火を使っている。あきれたものだ。

 速水では夏祭り。神輿が海の中で担がれていた。珍しい祭りなようで、すごく多くの見物人がいた。私は対岸で昼食を取りながら、ゆっくりと遠見の見物。

叶神社のジャングル

 海岸沿いの喧騒を離れ浦賀港の入口にある叶神社を訪ねた。天然記念物の「社そう林」の看板に興味を惹かれた。要はジャングルだ。タブ、スダシイなど原生林を思わせるみごとな森だ。自転車を神社の境内に置いて、ジャングルを散歩だ。階段の登り口に、洋風のこざっぱりした喫茶店がある。あまりにも場違いな感があり、入ることをためらった。

 夏の盛り。蝉しぐれ。人のいないジャングル。三浦半島も捨てたものではない。